「活動状況」カテゴリーアーカイブ

ユニセフ出前授業 日本ボーイスカウト宮崎第3団・第15団

2月11日(日) 東大宮コミュニティーセンターで、ボーイスカウト第3団、第15団の皆さんと、ご父母の方に出前授業をしました。

UNICEFのCはchildren(子どもたち)の意味です。Fはファンド、ユニセフは何といっても募金を集めるのが大きな仕事なのです。

いつものように、ユニセフ手帳を見ながら、ユニセフに支援されている国と支援されていない国を調べました。

「ユニセフ手帳」の最後のページには、皆さんの募金がどのように使われているか、100円の募金で何ができるか、などが書いてあります。

BSのリーダーの方が、「僕たちは募金活動をしてますが、その募金がどうなっていくのか初めて知りました。」といって、残りの「ユニセフ手帳」を持ち帰られました。「また、みんなに伝えます。」ということでした。わかっているようで、意外とわかってないことってあります。これからも基本に立ち返って、こういう出前授業を続けなくては、と元気が出た瞬間でした。

DVD「ユニセフと地球のともだち」を視聴して、世界の子どもたちの困難な状況とユニセフの活動を学びました。

その後、SDGsの話をしました。

SDGsとは「持続可能な開発目標」 いま、地球が危ない! 私たちにできることは何だろう?

今回、小さいスカウトのみなさんには少し難しい話だったかもしれませんが、大人の方たちには私たちの声が少し届いたのではないでしょうか。

ユニセフ支援物資を紹介しました。

ボーイスカウトの皆さん、出前授業を受けてくださってありがとうございました!

メサイア合唱団より寄付金の贈呈

1月27日(土)毎年恒例の寄付金の贈呈式が、宮崎市霧島町の宮崎聖三一協会でありました。昨年の秋に行われたメサイア合唱団による「メサイアコンサート」、その時に寄せられた募金の中から、毎年ユニセフに寄付をしてくださいます。

会員の新年会にお邪魔して、中馬章一代表より寄付金を頂き、お茶もいただき、

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その後、少し「ユニセフミニミニ学習会」みたいな話をさせていただきました。

UNICEFの最後のFはFundの頭文字です。基金と訳されますが、募金活動は私たちの活動の大きな柱の一つです。

「私たち宮崎県ユニセフ協会は1年を通して数回街頭募金をしています。学生や子どもたちが協力してくれますが、今日このように労せずして寄付金を頂くというのは、心よりありがたく感謝申しあげます。」(笑い)

「もう一つの柱はユニセフのことを知ってもらう啓発活動です。なので、今日は一つ、経口補水塩の話をさせてください。」といって経口補水塩の実物を見せて、きれいな水に溶かして、下痢で脱水状態になった子どもたちに飲ませて命が救われるという話をしました。

本題はこれからです。「この袋の裏側に4つの国の言葉(言語)で使用法と注意書きがあるのですが、さて皆様、途上国で使われている4つの言語とは何でしょう。」

皆さん興味をもって一生懸命考えてくださいました。支援をしている途上国は主に、アフリカと中東と南アメリカですね。」といったら、「スペイン語だ」という声が聞こえました。そうです。南米のスペイン語と、アフリカの英語とフランス語、中東のアラビア語の4言語でした。それぞれ植民地の悲しい歴史を思い出させる話です。

寄付金の贈呈式に上がりながら、ちゃっかりユニセフミニミニ講座を聞いていただきました。二重にお礼を申しあげます。

ユニセフ出前授業 向洋学園高等専修学校

1月26日(金)、宮崎駅前の向洋学園高等専修学校に今年初めてのユニセフ出前授業に行ってきました。ここは15歳から18歳までの学生が対象ということで、日頃小学生を対象にすることが多い私たちユニセフのスタッフは、とても緊張して、張り切って準備をし、出かけました。

こんな立派な看板も用意してくださって。

ユニセフは困難な状況にある子どもたちを支援する国連の組織です。さて、困難な状況にある、ユニセフの支援を受けている国はどんな国だと思いますか?

中国、インド、ブラジル、サウジアラビアなどについてクイズ形式で聞いてみました。なんと全問正解が、いました。すごーい!

それから、みんなで「ユニセフ手帳」の地図を見ながら、アジアの中でユニセフの支援を受けていない国(地域)をチェックしていきました。韓国、台湾、シンガポール、もう一つ、、、「ブルネイ」すごい、ブルネイを知っている人がいました。ブルネイという国を知っている人はめったにいなくて、今日もとても感激しました。

ブルネイは王国で、石油が出るのでお金持ちなのです。教育費も医療費も無料だそうです。

それからいつものように、ユニセフが実際の支援の現場で使っている支援物資の紹介をしました。

蚊帳を見せたときに「網!」と答えてくれました。現代の子どもたちには蚊帳は遠い存在です。でも、途上国の人達にとっては命を守る大切な蚊帳です。マラリアを予防するためにユニセフが配っています。右の箱は、ワクチンを冷たく保存しておく保冷箱です。途上国は暑いところが多いので、ワクチンはこの箱に入れて運びます。

さて、DVD[ユニセフと地球のともだち」でユニセフの活動を視聴した後は、今日のチャレンジングプログラムです。  「SDGsって聞いたことがありますか?」

東京や宮崎のユニセフでも何回か研修をして、これからはいろいろな機会にSDGsを広めていきたいと話していますが、やはり難しくて、時間も必要ですし、なかなか手を付けられなかったのです。今回、高学年の学生が対象ということで、このSDGsの授業に取り組むことができました。

Sustainable(持続可能な)Development(開発)Goals(目標)

地球を壊してしまわないで、持続させながら、経済活動を発達させながらやっていける目標。

「将来の世代の欲求を満たしつつ、現代の欲求も満足させるような開発」のこと。

国連では今、地球が危機的な状況にあると考え、解決するための目標を17に絞りました。私たち個人個人でできることもあります。自治体レベルや、国レベルでやってもらわないとできないこともあります。でも、例えば戦争にしても、私たちが周りの人を差別せずに、相手を認める生き方を学び、訓練していけば、避けられると思うのです。それしかないでしょう。

今回は学生の皆さんに、自分が今問題だと思うことを、ポストイット(付箋)に書いてもらいました。

それぞれ書かれた課題は、17の目標のうちどのジャンルに分けられるでしょうか。先生方も授業に参加してくださって、白板はにぎやかになりました。実際には17のジャンルに分けるのが難しいものが多いのですが、今回はこの17の目標SDGsをしっかり学習した!ということが何といっても素晴らしい(手前みそ!)学習だったと思います。

それから「ユニセフ手帳」の最後のページにいきました。「それでは自分に何ができるの?」

募金をすることも大事ですが、まず、今日学んだことを周りの人に伝えること、これをぜひ皆さん心にとめておいてください。そして、これからSDGsの表を目にする機会が多くなると思いますが、ちょっとだけ先に勉強したぞと、少し自慢ができると思います。そして何よりも、地球を持続させていくために自分にできることを少しでも頑張りましょう。

最後に学生の代表が感想を述べ、挨拶をしてくれました。

「ワクチンで命が助かる子どもたちがいると知ってはいましたが、それがユニセフの活動だと今日知りました。」「今日は帰ってから、今日学んだことを周りの人に伝えたいと思います。」

私たちの気持ちをしっかり受け止めてくれた素晴らしい感想でした。ありがとうございました。

ユニセフの活動のことを知ってもらうのが私たち宮崎県ユニセフ協会の活動の一つです。今日はこのような機会を与えてくださった向洋学園の皆様に心より感謝申し上げます。

ユニセフハンド・イン・ハンド募金活動(その3)

12月24日(日)宮交シティで「ガールスカウト宮崎地区協議会」の皆さんが、ユニセフハンド・イン・ハンド募金活動をしてくださいました。

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この日はクリスマスの前の日で、冬休みになったばかりということで、宮交シティは大変な賑わいでした。1階のアポロの泉ではダンスの発表会が催され、周りは2階までギャラリーがいっぱいです。

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そんな中、元気いっぱい声を出して、ユニセフ募金を呼びかけました。

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「ユニセフ募金にご協力お願いしまあす。」

「ありがとうございます。」

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午後の1時間半の活動でしたが、多くの人にご協力いただきました。本当にありがとうございました。今回寄せていただいた募金は、世界の 栄養失調の子どもの食料になったり、薬になったりして、少しだけ希望を送ることができると願っています。

来年もユニセフにご理解とご協力をお願いいたします。

ユニセフハンド・イン・ハンド募金活動(その2)

12月23日(土・祝) 橘通で、ユニセフハンド・イン・ハンド募金活動をしました。

今年2回目のハンド募金となるこの日は、吉野保育園のグループ6団体が集まってくださり、にぎわいました。

橘通りは人出が少なくなったと聞いていましたので、募金の効果を心配していましたが、

結果(募金額)を聞いたらびっくりにっこり、まだ温かい気持ちの人が橘通にはたくさんいらっしゃいました。それではその日の様子を写真でお届けします。

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工事中の山形屋の前で。私たちは「にじのね保育園のボランティアです!」

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私たちは「アニモ(放課後等デイサービス)」のボランティアです。

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そのほか、吉野保育園、あおき保育園、さくらんぼ保育園、めぐみ幼稚園のボランティアの皆さんが、募金に立ってくださいました。こちらはボンベルタ側の交差点付近です。

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この日は風もなく、師走にしては過ごしやすい一日でした。天気もユニセフの見方をしてくれました。

橘通りはイオンとはまた違う雰囲気で、久しぶりに出会う知人もいたりして、楽しい3時間でした。ご協力くださった皆様、ありがとうございました。

これからも世界の困難な状況にある子どもたちのためにユニセフにご理解とご協力をお願いいたします。

ユニセフ チャリティーお茶会

12月16日(土)、宮崎県経済連 「茶楽庵」において、毎年恒例のチャリティーお茶会を開催しました。このお茶会は、「茶道表千家流和心会」と「宮崎県経済連」、「宮崎県ユニセフ協会」が「チャリティお茶会実行委員会」を作り、協力して行うものです。

お茶会のテーマは「地球の子らに幸いあれ」というもの。これにユニセフハンド・イン・ハンド募金活動のテーマ「子どもたちに生きるチャンスを」を添わせました。

今年は「立礼」も新しいしつらえで、始まるのが楽しみです。

今年は宮崎県ユニセフ協会の設立15周年記念ということで、夏と冬に2回記念行事をしました。夏に県立図書館で開催したパネル展「もったいないばあさんのワールドレポート展」を今回再現しました。

フリーマーケットの提供品もこんなにたくさん集まりました。収益金は全て、ユニセフハンド・イン・ハンド募金に送ります。

午前中は広原保育園の園児たちが一生懸命お茶を点ててくれました。

皆さん今日もありがとうございました。今日の皆さんの協力が、世界の恵まれない子どもたちのためになって届きます。

午後は和室でしっとりとお茶会が催されました。

立礼席では気楽にお茶が楽しめます。しかし、今年はそのお道具も素晴らしいものが使われ、私たちの目を楽しませてくれました。

別室では「日々の生活にお茶を」をテーマに、茶道体験が開かれました。多くの人が初めての茶道を楽しんでいかれました。

奥に見えるのは経済連直販の商品です。色々な種類のお茶、宮崎牛カレー、ドレッシングなど、超特価で提供してくださいました。(ちなみに私も県外の知人への贈り物にいろいろと買い揃えました。)

最後は恒例の集合写真です。今日のお茶券、フリーマーケットの収益は(一部経費を除いて)ユニセフハンド・イン・ハンド募金に寄付させていただきます。

また今回ご協力いただきました表千家の先生方から多くの寄付をいただきました。ありがとうございました。

また、2名の方からお茶券代わりにと寄付をいただきました。すべてユニセフハンド・イン・ハンド募金に寄付させていただきます。

世界の子どもたちの命と暮らしが少しでも改善されますように祈りつつ、皆様どうぞよいお年をお迎えください。楽しいお茶会をありがとうございました。

宮崎県ユニセフ協会 設立15周年記念行事 永遠瑠 マリールイズさん講演会

12月2日(土) 宮崎学園の大坪記念ホールにて、マリールイズさんの講演会があり、学園の中学校と高校の生徒が参加しました。

24年前の1994年、ルワンダに内戦が勃発しました。約100万人の人が虐殺されましたが、マリールイズさんは奇跡的に内戦を逃れて、家族みんな日本に移住して生き延びることができました。

まずは、ルワンダの歴史について語ってくれました。

それまでに、マリールイズさんはJICAの研修生として1年弱日本に滞在したことがあり、日本語が少しできました。

難民キャンプに来ていた日本人の医師(宮崎県出身の松浦先生)と出合った時、先生がルイズさんが日本語ができることを知り、通訳の仕事をするようになりました。

マリールイズさんの子どもが赤痢にかかった時も、松浦先生のおかげで命を助けられたそうです。

内戦を逃れて家族みんな生き延びることができ、今日本で暮らすことができているのは、ひとえに教育のおかげだと確信し、2000年10月、福島で「ルワンダの教育を考える会」を作り、、以来ずっとルワンダの子どもたちが勉強できるように学校を作り続けています。

最後に宮崎学園の生徒さんの代表がお礼のあいさつをし、花束を贈呈しました。

「ルイズさんの話を聞いて、改めて教育の大切さを考えました。」

「同じ地球に生まれた私たち、地球人として世界のことを考え、平和な日本に生まれたこと、学べることに感謝をして日々を過ごしてください。」とマリールイズさんは言っていました。

宮崎学園の中学生、高校生の皆さん、地域の学校の生徒さんにとって、とてもためになる講演会だったのではないでしょうか。

ユニセフ ハンド・イン・ハンド募金活動(BS15)

11月23日、勤労感謝の日、柳丸の生協で、今年初めてのユニセフハンド・イン・ハンド募金活動をしました。立ってくれたのは、ボーイスカウト宮崎第15団の皆さん。

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今年のテーマは「子どもたちに生きるチャンスを」です。

今5歳の誕生日を迎えられない子どもが1年間で560万人です。今日の募金はそういう栄養失調の子どもたちの、薬になったり栄養補助食品になったりして、子どもたちに生きるチャンスを与えることができるかもしれません。

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柳丸の生協で募金活動をさせていただくのは初めてでしたが、10時にお店が開くと同時に、お客様が次々に募金をしてくださるではありませんか。子どもたちはもちろん、スタッフもびっくりの大感激でした。その後も、子どもたちの明るいかわいい声に引き寄せられるように、次々と、駐車場から財布を開けて募金箱に近づいてきてくださいました。

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朝のうち吹いてた風もやみ、お日様が当たるようになりました。柳丸生協をご利用のお客様は、本当にいい人ばかりでした。スカウトの皆さんのご協力と、お客様のご協力に感謝いたします。少しでも子どもたちが「いきるチャンス」をもらえるように、これからもユニセフの活動に暖かいご支援をお願いいたします。

この日に寄せられた募金は、24日に郵便局から日本ユニセフ協会に払い込みました。ご協力本当にありがとうございました。

 出前授業 心響祭にて

11月11日(土)清武町文化会館にて、和太鼓コンサート「心響祭」がありました。                   和太鼓の迫力は体の内部まで響き渡る素晴らしいものでした。

  

        

宮崎県ユニセフ協会は毎年、幕間に時間をいただき、ユニセフの出前授業を行っています。

今年は第1部に4回の幕間があり、そのすべてをユニセフ協会の宣伝のためにくださいました。

1回目の幕間では協会事務局長が、DVDを見せながらユニセフの活動全体の話をしました。

「シリアではいつ爆弾が落ちてくるかわからないので、こんな洞窟の中で勉強をしています。

シリアというところはとても教育水準の高いところで、紛争のために子供たちや学生は学校に行けないのがとても悔しいのです!」

ユニセフが支援している国と地域を見てもらいました。

1年間に約560万人の子どもたちが5歳になる前に命を失います。このグラフは命を失う理由が示されています。

「今から私が5つ数えます。5つ目に皆さんも一緒に手をたたいてください!」 会場が一つになってパチ! パチ!

「これはなんだと思いますか? 世界では5秒に1人の5歳未満の子どもが亡くなっているのです。」

2回目の幕間では「学校は魔法の場所」というDVDをみてもらいました。子どもたちにとって学校はとても楽しい場所なのです。

ユニセフは学校に行かなくてよいという親を説得したり、村に学校を作ったり、トイレを作ったりという活動をしています。

3回目の幕間で、再びユニセフの活動について話しました。

赤ちゃんの二の腕を計るメジャーや栄養補助食品のプランピーナッツやビタミンAの映像を見てもらいました。

ビタミンAのカプセルは一つで約半年効果があり、価格は1円。これによって5歳未満の子どもの死亡率が大幅に下がったのです。

最後の幕間では「長谷部選手のワクチンの旅」のDVDを放映しました。サポーターたちの寄付が実際にどのように使われているかを確認できた旅でした。

会場の皆さんには、しっかりDVDを観ていただき、その解説にも耳を傾けていただきました。

とても良い啓発活動ができた日となりました。

ユニセフキャラバンキャンペーン 2017

10月30日、31日の2日間にわたり、日本ユニセフ協会 学校事業部によるキャラバンキャンペーンが行われました。

10月30日(月)

日本ユニセフ協会より 学校事業部部長 水野氏と、学校事業部主任 松本氏が来宮。前日の宮崎入りでしたが、台風22号の影響で飛行機が使えず、新幹線で。しかし鹿児島から宮崎までの日豊本線が不通、結局は八代からバスで深夜に宮崎に到着されるなど、大変ご苦労されたそうです。

午前

9時30分からの記者会見の後、10時より河野知事を表敬訪問しました。

日本ユニセフ協会会長 赤松良子から預かったメッセージを、日本ユニセフ協会の水野部長が読み上げ、次に河野県知事が県のメッセージを読み上げる形でメッセージの交換が行われました。メッセージ交換を通じて、県内でのユニセフへの支援に感謝の意を表すとともに、さらなるご協力とご支援へのお願いを伝えました。

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これは知事室に展示してあった、ユニセフを歓迎するパネルです。私たち一同感激しました。

知事室の皆様のお気持ちに感謝です。

その後10:30より四本教育長を訪問しました。

同じように赤松会長のメッセージと四本教育長とのメッセージ交換も無事終わり、和やかな雰囲気の中で、教育長自ら「アキレスと亀」の説明の実演などもありました。

お忙しい中貴重なお時間をいただき有難うございました。これからもユニセフの出前授業ではお世話になることと思います。よろしくお願いいたします。

午後

学校事業部主任 松本氏によるユニセフ出前授業

この日は那珂小学校 6年生の皆さんのところにお邪魔しました。

今もネパールで実際に使われている水がめの体験です。

お水をいっぱいに入れると、約15Kg。 こんな重い瓶をもって遠い川から生活に必要な水を子どもたちが運んで来るんですね。何時間もかけて、君たちと同じくらいか、もっと幼い子まで、そのほとんどが女の子だそうです。

    

これは蚊帳体験。途上国にはハマダラ蚊というマラリアの病原体を運ぶ蚊がいて、これに刺されるとマラリアに感染し、抵抗力のない子供は命を落とすことにもなる。だからそんな蚊から身を守るためにこの蚊帳が必要なのです。ユニセフは途上国でこの蚊帳を配っています。この蚊帳には表面に、人体に害のない殺虫剤が塗ってあります。

10月31日(火)

午前 

宮崎県ユニセフ協会による出前授業

住吉中学校 1年生(189名)を訪問しました。

いつものようにユニセフ手帳の説明、ユニセフ支援物資の説明、DVD「ユニセフと地球の子どもたち」を見ました。

小学生と違って、中学生はさすがに軽々と水瓶を運ぶ生徒が多かったです。でも、途上国ではこのような水瓶を家族のために運ぶのは、主に小さな女の子の仕事なのです。

マラリアを防ぐ蚊帳に入る「蚊帳体験」はどこの学校でも人気です。途上国ではこの蚊帳は命を守る蚊帳です。この蚊帳のおかげでマラリアにかかる人が大変少なくなりました。

これからDVD「ユニセフと地球のともだち」を見ます。これらのユニセフ支援物資が出てきたら、は~いと手を挙げてください。

DVDを見て、それからユニセフ手帳を見ながら最後に「自分たちにできること」を考えました。まず知ること、それから周りの人に伝えることが大切です。

今日はみんな一生懸命ユニセフの学習に参加してくれて、ありがとうございました。

午後

教職員研修 阿波岐ヶ原の研修センターにて

県内の小、中、高の先生方、教育委員会の方々にお集まりいただきました。

テーマはSDGs (持続可能な開発目標)

まず、パワーポイントを使って、ユニセフの活動の様子、世界の厳しい環境のもとにいる子どもたちについての説明がありました。小学校に通えない子どもが世界に6100万人もいるという事実に、心を痛められた先生方も多かったと思います。

そんな中で少しだけ明るい話題があります。それは「5歳になる前に命を失う子どもの数(1年間で)」が560万人にまで減ってきたということです。昨年までの調査では590万人でした。20年間で約半分に減ってきています。これは、ワクチンや栄養食品(プランピーナツ)、ビタミンAの普及のおかげです。

ワークショップ  続いて参加者全員でワークショップに取り組みました。

「地球は22世紀を迎えられるだろうか?」というテーマをかかげ、

1グループ4~5人をYES派とNO派の2つに分けてディベートしました。

色々な意見がでる中、狙いはSDGsを伝えること。

参加者全員で真剣に考えました。賛成派の意見と反対派の意見を聞く中で、自分の意見が広がりを持ってきます。

2日間にわたって行われたユニセフキャラバンキャンペーンは、いろいろなところで、色々な方々に、「世界に目を向け、今私たちがするべきことは何なんだろう」という喚起を促したのではないでしょうか。

参加された先生方、ぜひとも学校に帰られて、授業やその他の教育活動に取り入れていただければ、「キャラバンをしてよかった」と大変うれしく思います。

2日間のキャラバンにご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。これからもユニセフ出前授業をよろしくお願いいたします。