3月8日(水曜日)、生目台東小学校にユニセフ出前授業に行ってきました。
今回は【新老人の会】が「命の授業」をする予定であった時間を、新老人の会のご都合でユニセフの出前授業にいただきました。
そこで、新老人の会の宮崎県事務局長で、当宮崎県ユニセフ協会の会長でもある上原会長が、初めに挨拶をしました。
皆さん!こんにちは!この世の中で一番大切なものは「いのち」です。
1時限目
UNICEFって、何の略でしょう?
UNは国際連合 Cは子どもたち、Fは基金で、「国連児童基金」という意味です。
今日は2時間続きで時間をいただいているので、ゆっくり授業ができます。
「新老人の会」のメンバーの方々も後ろで聞いてくださいました。
いつもは持ち歩かない「赤ちゃん体重計」も今日はゆっくり紹介することができました。
赤ちゃんは体重が増えているかどうかで栄養の状態が分かるので、体重測定はとても大切なことです。
プランピーナッツや経口補水液の粉の入った袋を、みんなで触って、何なのかを考えたりしました。
スクールバッグは何人かの生徒が実際に背負ってみました。
いつものようにユニセフ手帳を作りました。2時間目はDVDをみますよ!
10分の休憩時間に何人もの子どもたちが質問しにきてくれました。
質問「5歳まで生きられない子どもの数は、今、増えていっているのですか?」
答え「いいえ、ユニセフとほかの団体との活動によって1990年には1260万人いた子どもの数が、今、570万人にまで減ってきているのですよ。」
でもまだ570万人もの子どもたちが、5歳まで生きられないんだね。自分の知らなかった世界の様子を知り、更に真剣な顔で、いろいろ考えているようでした。
ノートにはきれいな字で今聞いたことが、しっかりと整理されて書かれていて、子どもたちの真面目な取り組みに私たちも感動しました。
2時限目
DVD「ユニセフと地球のともだち」を視聴しました。
前回から 「DVDの中に、紹介されたユニセフ支援物資が出てきたらてをあげよう!」と声を掛けたら、真剣にDVDを観ながら元気よく全員の手が上がりました。
1時限目に作ったユニセフ手帳を見ながら、さらにユニセフについて勉強。
最後に、”unicef news”Vol.251に掲載されていた【トーゴ共和国「夢をかたるには?」】の記事から一部を抜粋して読み、聞いてもらいました。
日本ユニセフ協会職員の海老原さんが、西アフリカのトーゴ共和国に取材に行った時のレポートです。
「水が出ないところに、学校や診療所は作れない。学校に行っていないから将来のことや夢は語れない・・・。
しかし解決法はそれほど難しくない。方法も計画もある。足りないのは資金だ。」
この言葉に、事務局スタッフは「ぐっ」ときて、是非子どもたちに聞かせたいと思ったのでした。
極貧の地域の様子が、少しでも伝わったでしょうか。
最後に何人かの子どもたちが、今日の授業を受けた感想を述べてくれました。
「地図を見て、ユニセフの支援を受けている国が、想像以上に多かった。」
「こんなに貧しい子どもたちが、世界にはいるのだと知った。」
「一生懸命勉強して、そして、貧しい子ども達に募金をしていきたいと思った。」
生目台東小学校6年生の皆さん、そして、新老人の会の皆さん、一生懸命授業を聞いてくださってありがとうございました。