ユニセフ キャラバンキャンペーン UNICEF CARAVAN CAMPAIGN

6月5,6日  ユニセフ キャラバン キャンペーン が宮崎にやってきました。4年に一度、今年で8回目のキャンペーンです。

UNICEF Caravan Campaign came to Miyazaki on June 5th & 6th.  It has been once in four years and it was the eighth campaign.

『ユニセフ・キャラバン・キャンペーン」は、日本の子供たちに世界の子供たちがおかれている状況やユニセフの活動への理解を深めて いただくため、1979年の国際児童年にスタート。毎年、全国各地の学校を訪問し、ユニセフの出前授業(ユニセフ教室)を開催しています。今回の「宮崎県キャラバン・キャンペーン」では、6月4日に、宮崎市立生目台東小学校と宮崎市立生目台中学校を訪問しました。

The caravan campaigh began in 1979 in order to inform Japanese children of the situation of the children in difficult conditions and what UNICEF is doing for them. Every year UNICEF Japan visits schools all over Japan, and give UNICEF lessons. This time they visited Ikimedai Higashi Primary School and Ikimedai Junior High School.

学校訪問を終えたら、6月5日に知事と教育長を表敬訪問しました。日本ユニセフ協会会長 赤松良子とのメッセージ交換を通じて、県内でのユニセフへの支援に感謝の意を表すとともに、さらなるご協力とご支援へのお願いを申し上げました。

After that they visited the Governor and the superintendent of Miyazaki Prefecture.  By exchanging their messages with one from Ms Ryoko Akamatu, Chairman of UNICEF Japan they expressed their gratitude.  They also asked for further support and cooporation.

出前授業では、DVD上映などによるユニセフの活動の説明のほか、世界の子供たちがおかれている現状をより身近に感じられるよう、ネパールで少女が毎日の水汲みに使っている水がめ(水を入れた時の重さ:約15kg)を運ぶ体験、マラリアによって命を奪われる子どもたちを守るための「蚊帳」に入る体験などを用意しました。ユニセフ学校募金でできる支援の具体例も紹介しました。

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小学校の子ども達は、よく手を上げて、授業に参加しました。

Many children rraised their hands and .joined the lesson.DSC02810

蚊帳を知ってる子は意外と多かった。「となりのトトロ」などで見たことあると。でも、周りにマラリアをうつす蚊がいたら、、、。

To our surprise many children knew “kaya.”  They must have seen one in the movie “tonarino totoro.”  In Japan,though ,we dont have malaria mosquitos.

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こんなに重たい水を、何㌔も運ぶんだね。

Girls in Nepal have to carry this heavy water.DSC02875

今日はありがとうございました。こうやっている間にも世界のどこかで子どもが亡くなっていると思うと、、、。

Thank you very much.  I was so shocked that many children in the world are dying  just at this moment.DSC02923

中学校の生徒達も、聞く態度が素晴らしかった。

Students in Junio High School were also very nice.DSC02953

DVDを使ったり Using DVDDSC02967

水瓶を運んでみたり。Carrying this heavy water jug is such a tough jog.DSC03017

今日はありがとうございました。Thank you so much.

6月6日の午後は、宮崎県内の小学校、中学校、高校の先生方を対象に、ユニセフ学習会の研修がありました。宮崎県ユニセフ協会のスタッフもグループ研修に参加して、勉強しまし た。

In the afternoon, we had a UNICEF study meeting  with teachers aroud Miyazaki.

ユニセフの海外での取り組みを出前授業いたします。連絡をお待ちしています。

熱かった!ユニセフシンポジウム2013HOT & COOL! UNICEF SYMPOSIUM 2013

6月4日、熊本でユニセフシンポジウム2013が開かれました。今年は横浜でTICAD「アフリカ開発会議」が開かれ、その会議に出席した国連のユニセフ事務局長アンソニー・レーク氏がこのシンポジウムのために熊本までこられました。熊本は、「アフリカ開発会議」の第1回目が開かれた1993年に、第1回「アフリカのこどもの日in Kumamoto」を開催した。全国から数十人のアフリカからの留学生が集まり、雰囲気を盛り上げていました。熊本はすごい!とにかく圧倒的なパワーと、その内容の質の高さに感動しました。

On June 4th, UNICEF symposium was held in Kumamoto.  Anthony Lake, Secretary General of UNICEF came to Japan to join TICAD in Yokohama.  After that he visited Kumamoto to give us his lecture. Kumamoto has had “African Children’s Day” for twenty years.  Tens of African exchange students came to Kumamoto from all over Japan. It was amazing!  How can Kumamoto be so powerful?

 

 

まず、アンソニー・レーク氏による基調講演がありました。東日本大震災が起きて多くの人が苦しんでいるその時にも、日本は世界の助けを必要としている子ども達のことを忘れずに支援を続けてくださいました。日本人はこのことを誇りに思ってください。あなた方は支援によって誰を助けたとか,誰が学校に行けるようになったかとか、知ることはできないけれど、支援を続けてくださいます。これからも,忘れられた子ども達アフリカの置き去りにされた子ども達あなた方の支援を必要としている子ども達をよろしくお願いします。

 

次に,日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンから「ナイジェリア視察報告」がありました。アフリカ開発会議では「支援から投資へ」という声が聞かれたが、ナイジェリアでは一人の女性が一生のうちに5,3人産む、これは毎日1万人増えている計算だ。70%の人がスラムに住み小学校に行けるのはわずか20%の子ども達だ。学校数が少ないので、一つの学校の生徒数が3000人にもなる。出生届けは3割だけ。まだまだ支援が必要です。私はよく天国と地獄の話をします。地獄では、長い箸で美味しいものを自分の口に運ぼうとしても、とどかないでなかなか食べられない。けど、天国では長い箸で美味しいものをはさんで、周りの人に食べさせる。周りの人があなたに食べさせる。そういうイメージを持ってくださるとうれしい。

 

 

次にパネルディスカッションがあり、パネリストに、熊本日日新聞社編集委員、ルワンダのマリールイズさん、タンザニアからの留学生で現在東京大学大学院生の医師、それから熊本高校の卒業生で現在九州大学の学生、というバラエティーに富んだ組み合わせで大いに盛り上がった。

マリールイズさんは、昨年11月、宮崎県ユニセフ協会が宮崎に呼んで、パネリストとして素晴らしい話をしていただいた人だ。改めて教育の大切さを述べられた。

タンザニアの医師は、「アフリカの子ども達のイメージを変えたい。元気なアフリカの子ども達のイメージはとても美しいのです。」と話した。そして「アフリカの人なつっこさ、陽気さを日本に持ってきて、日本人の責任感の強さと正直をアフリカに持って行きたい」と話した。

かなりおおざっぱなレポートになりましたが、このあたりで終わります。英語版は又後日トライしますお楽しみに。

写真は、前日行われたアンソニー・レーク氏を囲む会の様子です。

前列左から3人目、アフリカのかわいい子供を抱いている人がアンソニー・レーク氏 真ん中にアグネス・チャンが見えるかな。

130603_193000高校の和太鼓部の演奏。迫力満点でした。