ユニセフ出前授業 (ガールスカウト総会にて)

5月16日(土) ガールスカウトの総会で、時間をいただき、「ユニセフ出前学習会」をさせていただきました。

場所は県庁の近く、企業局の1階に「県電ホール」という立派なホールがあるのをご存知でしたか?

ゴールスカウトのリーダーのかた、役員、来賓の方々を前に、ユニセフの話をさせていただきました。

「パネルも展示していいですよ」と言ってくださいましたので、協会から「ポリオを克服したインド」というパネル20点をお借りして展示し、見ていただきました。

1431767119132

1431767187709

ポリオ克服はインドの大きな課題でした。広大な国家のすべての子どもたちのもとに、ポリオの経口ワクチンを届けるため、インドは世界最大規模の予防接種キャンペーンを計画し、資金を調達したうえで、実行していきました。厳密なマネジメント体制と計画づくり、新たな解決策を求め続ける姿勢、そして何よりも、最後の一人にまで必ずワクチンを届けるという使命感に支えられた不断の努力がありました

すべての社会的に影響力のある人たちが、啓発活動に参加し、コミュニティの住民たちにワクチン接種を呼びかけました。そして、ついに、インドは2014年、ポリオ根絶という歴史的な偉業を成し遂げました。

このパネルは、今日一回限りではとてももったいなく、もっと多くの人に見ていただきたいと思いました。秋に予定されているJC主催の「みやざき国際フェスティバル」で再度展示してみたいと思います。

1431767134712

若いボランティアの手伝い。

1431767179177

実は昔の教師と教え子でした。

1431767170900

教材は「ユニセフってなあに」というタイトルで、パワーポイントにまとめました。

第1部が、ユニセフの仕組みと世界の子どもたち。

第2部が、ユニセフの仕事

1431767163389

ここで、カンボジアにスタディーツアーに行った時の体験を織り込んで、生徒の皆さんはとても熱心に聞いてくださいました。

第3部が、「ユニセフ手帳」を使って、実際に使われている支援ギフトの紹介と体験です。

IG0006_04[1]

これは「プランピーナッツ」完全栄養補助食品です。これで多くの栄養失調の子どもたちの命が救われました。味は、バターピーナッツそのものです。

IG0017_00[1]

これは「経口補水液」を作る粉末です。汚い水を飲まざるを得ない子どもたち、下痢を起こして脱水症状になります。そんな時ただの水ではなく、塩分と糖分が適当に混ぜられた「経口補水液」を飲むと回復が早いのです。コップに少しずつ入れて、会場の皆さんにも飲んでいただきました。ポカリスエットのようなものです。

IG0011_02[1]

これはマラリアを防ぐ蚊帳です。昭和の日本では懐かしい「蚊帳」ですが、熱帯地方では「命を守る蚊帳」です。

これらの支援物資を実際に見ていただき、ユニセフの活動を具体的に感じていただきました。

子どもを対象にした学習会も楽しいですが、大人を相手の学習会は緊張しながらも、熱心に聞いてくださる姿が直に伝わってきて、また違った楽しさを経験させていただきました。

最後に、「知らないこともたくさん勉強させていただきました」と身に余るお礼の言葉をいただき、恐縮しました。

ガールスカウトの皆様、本当にありがとうございました。

 

 

ネパール大地震 緊急募金のお願い

ネパール大地震緊急募金

2015年4月25日、午前11時56分、ネパールの首都カトマンズを、マグニチュード7.8の地震が直撃。大型地震と、その後も断続的に続く余震は、8000人近くの死者を出し、広範囲にわたって建物が倒壊するなど、ネパールに多大な被害をもたらしています。っ人々のおよそ半分が18歳未満の子どものネパールでは、深刻な被害と子どもたちへの影響が心配されています。(2015年5月6日時点)

ユニセフは、緊急支援活動に必要な、今後3か月分の資金として、総額5035万ドル(約60億円)の支援を国際社会に呼びかけています。ネパール大地震の被害を受けた子供たちを支援するための「ネパール大地震緊急募金」のご寄付にご協力ください。

現地事務所より 日本の皆様へ

日本のみなさま。 ユニセフ・ネパール事務所代表の穂積智夫です。


ネパールは、4月25日に発生した大地震で、甚大な被害を受けました。被災した各地で電気や通信、交通網が遮断され、その全容はまだ明らかになっていませんが、かなりの範囲にのぼることが想定されます。
多くの子どもたちの平和な日常が一瞬のうちに奪われました。子どもたちの命を守るために、安全な飲み水やテント、衛生環境の確保などの支援が一刻を争う状況です。
多くの場所で安全な飲み水が確保できない状況の中、水を媒介にする病気が、子どもたちの最大の脅威です。被災された多くの方々は、今はとにかく、日差しや雨を避けることだけで精一杯の状況です。私たちは、今後、日を追うにつれ支援の必要性が拡大するとみています。
ネパールの子どもたちは、大地震が起こる前から、健康や栄養面で様々な困難に直面していました。災害への備えも十分ではない中で発生した大地震は、その困難をさらに増幅させました。
約170万人の子どもたちが、今、支援を必要しています。私がフィリピンでユニセフの代表をしていた一昨年の11月、超大型の台風がフィリピン中部を襲いました。未曽有の被害をもたらしましたが、日本をはじめ世界中から大変大きな支援が寄せられました。
お陰様で、私たちも、フィリピンの子どもたちに、多くの支援を届けることができました。
ユニセフ・ネパール事務所のスタッフ自身も被災者です。でも、地震発生以降、みんな不眠不休でがんばってくれています。ぜひ、日本のみなさまのお力添えをお願いいたします。

ユニセフ『ネパール大地震緊急募金』

 インターネット(クレジットカード)による募金
日本ユニセフ協会ホームページ:www.unicef.or.jp にて受付中

 郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座への振込
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「ネパール」・K1-450 と明記願います。
*送金手数料は免除 されます。
*期間:2015年4月27日(月)~ 2015年10月26日(月)
*コンビニATMや他行からの振込み手数料等については対象外となります。

 募金に関する一般お問い合わせ
フリーダイアル 0120-88-1052(平日9時~18時)

公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。