来てみないよ!みんなで輪っしょい!みやざき!

3月21日(月・祝)市民活動活性化事業 『来てみないよ!みんなで輪っしょい!みやざき!』が宮崎市民プラザ全館及び橘公園にて開催されました。

会場のレイアウトはこんな感じにまとまりました。

DSC_0275宮崎県ユニセフ協会も、展示やクイズ形式でその活動を広く皆さんにアピールすることができました。

当日はお天気も良く、子ども連れの家族も多く、私たちのブースにもたくさんの人が立ち寄ってくれました。

小さいお子さんには布で作ったブロックの絵合わせをしてもらったり、小学校高学年からはユニセフに関する簡単なクイズを解いてもらったりして楽しんでもらいました。

大人もクイズに挑戦してもらいましたが、ユニセフのことや世界の貧困の実態などクイズを通してたくさん勉強してもらいました。。

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DSC_0272   会場は様々な団体が、モノ、ヒト、コトをアピールし、団体同士の交流ありでにぎわいました。

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おもちゃ病院のコーナーです

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要約筆記のコーナーです

ステージでは寸劇やいろいろな種類のミニコンサートもあり、楽しい交流のひと時でした。

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第一駐車場では、宮崎商業高校のダンス部のパフォーマンスがありました。

他の参加団体との交流もあり、楽しく有意義な1日でした。

久木田純氏講演(元国連ユニセフ職員)

3月17日と18日、私たちは大変贅沢な時間を過ごしました。17日(木)は、宮崎南高校で。1,2年生全員を対象に。

18日(金)は宮崎商業高校で、経営情報科の1年生を対象に。

元国連ユニセフ職員の久木田純氏(現在は関西学院大学客員教授)の講演をしていただくことができました。

昨年2月の事務局長会議で、久木田氏の話を聞いてから、何とでもして宮崎で講演会を開きたいと考えてきました。

先ずは多忙な久木田氏の都合を伺い、こちらで誰を対象に講演会を企画するか、悩みました。

宮崎では講演会といっても集まる人が少なくてはもったいなくて泣けてきます。そこで思いついたのが、高校生に聞いてもらうことでした。

それはそれで日程の調整が難しくて、大変なことは想像できますが、あとは当たって砕けるしかありません。

こんな時頼りになるのは、「元教師」のネットワークです。(普段はほとんど連絡を取っていなくても。)

先ず、宮崎南高校の校長先生を思い出しました。そういえば春先、高体連の会長紹介で新聞に出てたなあ。若いときに同じ学校で仕事をしたことがありました。先ずあの先生に連絡を取ってみよう!と思い、訪問のアポを取り、話は1校目からとんとん拍子にうまくいきました。

2校目は、何と言っても私が一番仕事(重労働)をしたころの学校、宮崎商業高校で受け入れてくださいました。教頭先生も校長先生も昔の同僚です。悪いイメージを与えてなくてよかったあ。

それから講師の久木田氏と高校との日程調整が始まりました。年度途中ということで、実施は気が遠くなるほど先の話になりました。6月に計画を初めて、3月まで、待って待って、ようやく実現した講演会でした。でも待った甲斐のある大変素晴らしいお話を聞くことができたと思います。

メモと録音をもとに原稿を起こし、まとめて、近いうちに、当協会の機関誌「おりいぶ」に載せますので、皆さま楽しみに待っていてください。

今回のHPは、写真で久木田氏の宮崎訪問の様子と講演の様子をお伝えします。

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講演予定の宮崎南高校では、山桜の花が迎えてくれました。

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宮崎南高校の体育館で。

18歳の時自宅浪人を体験した。その時、「自分は何のために生きているのだろう」という思いを突き詰めていって、自分は自分のためだけでなく人のために生きよう!と決める。

大学で「国連職員への道」という本に出会い、国連職員になりたいと思い、勉強して実現する。

ユニセフの職員として、モルジブ→ナミビア→東京→バングラデシュ→ニューヨーク→東ティモール→カザフスタンでの、たいへんな、時にはわくわくするようなユニセフ人生を語ってくださいました。

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タイトルは「世界のために自分でデザインする人生・国連職員という選択」

人生設計を立てるといろいろいいことがありますよ、という話もありました。

生徒からの質問「英語を勉強するのに大切なことは?」に対して、「発音と5文型が大切です」、と答えられたのには、深くうなずきました。それから「英語を話す機会を積極的に作りなさい」とも。きちんとした英語を学びたければ、このような勉強をしてください。

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夕方はいったん大淀川縁のホテルへ。この日が来るのを、首を長ーくして待っていた運営委員と。

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翌日は宮崎商業高校の多目的室にて。ほぼ同じ内容の講演でしたが、最後に生徒が「いろんな国に行かれて、どこが一番楽しかったですか?」と質問した時、「どこもそれぞれに楽しかったけど、、、、強いて一つ挙げれば、東ティモールですね。」と言われたとき、胸がじーんとしました。

東ティモールでは、武道が盛んで、部族間の喧嘩が絶えない。「ユニセフが何とかしてください。」と大統領に頼まれたそうです。それで、ユニセフ親善大使でもある香港の映画スター、ジャッキー・チェンに頼んで来てもらおうかと思った。1回目は断られ、それでも粘り強く頼み続けたら、訪問が実現した。武道のリーダーを集めて、武術を披露してもらったり、褒めたり、話し合ったり、一緒に型を演舞してみたり、いろいろなことをジャッキー・チェンは協力してくれた。そして、準備万端整えて、5000人が集まる中で、みんなで同じ型を演舞し、一体感を持ったところで、ジャッキー・チェンはいいました。「武術は鍛錬と相手を敬う気持ちと統一が大切だ。ストリートで勝ってもヒーローではない。喧嘩する人がいたら仲直りさせてほしい。そうしたら君はヒーローだ。」と。その次の週、喧嘩はゼロになったそうです。周りの政府関係者が「ユニセフすごいね。」と思った。そして仕事がとてもやり易くなったそうです。ジャッキー・チェンも、いろんなところに親善大使として出かけるけど、今回ほど楽しかったことはないと、吐露しました。

爽やかな風を残して関西へ帰って行かれた久木田氏でした。本当に贅沢な時間をありがとうございました。先生の益々のご活躍をお祈りいたします。

2016年度 理事・評議員会 開催される

2016年度 理事・評議員会が3月3日(木) 県電ホールにおいて開催され、すべての案件が承認されて終了しました

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当日はひな祭りで会場はきれいなお花と可愛いお雛様で華やいだ雰囲気になりました

第1号議案「事業報告」では、パワーポイントを使って2015年度の活動報告がなされました

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会場には、パネル『ユニセフによる戦後日本の子どもたち支援』を展示し役員の方に見ていただきました

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「私たちの子ども時代はこんなだったですね。」

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第1号議案から第5号議案まで審議が終わり、「意見交換」の時間には、役員の方々から貴重なご意見をいただくことができました。

・学生にとっては、ユニセフの街頭募金はわかり易いし、とっつきやすい「海外協力活動」になるのではないか。

・奈良県のお寺で外貨のお賽銭を集めてユニセフの募金にしたという話を聞いて、宮崎では神道(神社)のお賽銭に外貨があるかもしれないので、集めてみたい。

・ユニセフの活動がいささかマンネリ化してきているように思えるので、活動にもう一工夫必要ではないか

などのご意見をいただきました。 またもう一つ、暮れのハンド・イン・ハンドの募金キャンペーンに、ゴルフの大山選手に協力をお願いできないだろうかという提案をしました。今年の暮れが楽しみです。

私たちは小さな団体で高齢化も進んできているのが実情で、更なる皆さま方のご協力をお願いいたしたいと思います。

今年度は3月17日と18日に、宮崎市内の高校で、元国連ユニセフ職員の久木田純氏の講演会を予定しております。意義ある講演会になることと楽しみにしています。

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また、2月に行われた全国事務局長会議(東京)の報告がありました

現状について  カード事業の終了に伴う減収を乗り越えたうえで、募金収入の回復に努力した結果、22年度レベルの180億円を4億円上回ることができた。

一度落ち込んだマンスリーサポーターの数を増加させることができた。

事業計画    個人向けユニセフ募金活動の強化(マンスリー、遺贈プログラム)

企業・団体募金の強化

学校募金の強化(国際協力への関心を高める)            以上3点の安定的な成長に取り組んでいく

アドボガシー活動では、子どもの貧困、及び児童虐待などの子どもへの暴力の問題に積極的に取り組んでいく

厳しい国際情勢の中、宮崎ユニセフ協会としては微力ながらユニセフの活動を支援していくことが大切だという意思確認ができた有意義な会でした。

お忙しい中ご参加いただきました役員の皆様、本当にありがとうございました。

ユニセフ出前授業 宮崎大学附属中学校E級

2月29日(月)宮崎大学附属中学校E級の皆さんに「ユニセフ出前授業」を聞いていただきました。

附属中学校E級は毎年呼んでくださいます、いわばお得意様です。

今年は、昨年までの担当の先生が、新しい女性の先生に代わっていました。

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いつものように、「ユニセフ手帳」の世界地図を見ながら、青い色の国と白い色の国の違いを学びました。

それからDVD「ユニセフと地球のともだち」を見て、世界の子どもたちがどんなことで困っているのか、そこで、ユニセフの人たちはどんな活動をしているのか、勉強しました。

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DVDを見終わったら、今度は「ユニセフ手帳」を折って、手帳を作ります。

これは大人でも楽しい作業です。

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手帳が出来たら、初めからユニセフの活動をおさらいをします。

ユニセフは発展途上国で、病気になった人を助けたり、病気にならないように、下の写真のような蚊帳を配ったりしています。

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蚊帳に入る「蚊帳体験」はどの学校に行っても人気です。

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その他、家の近くに井戸の無い村では、子どもたちが遠くの川まで水を汲みに行かなくてはなりません。そのため何時間も取られて学校に行く時間がなくなるのです。ユニセフではどの子どもも学校に行けるように取り組んでいます。

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机の上にあるのは、子どもたちが小脇に抱えて、水を運ぶ「水瓶」です。水がいっぱい入ると15キロになります。

その他、汚い水を飲んで下痢になり、脱水症状を起こした子どもたちに飲ませる「経口補水液」を紹介しました。これはポカリスエットのようなものです。

栄養失調で毎年なくなる5歳未満の子どもは約300万人。これは亡くなる子どもの約半数です。

栄養失調の子どもたちに与える「プランピーナッツ」という総合栄養補助食品も紹介しましたが、最近の都会の子どもたちはアレルギーを持っている子どもが多いので、

試食はしませんでしたが、私がこっそり食べてみたら、まさに「ピーナツバター」でした。栄養がたっぷりの感じです。

最後に、附属中学校E級からは、毎年ユニセフに寄付を頂きます。生徒の皆さんが作業をしたりものつくりをして得た益金です。

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皆さん、本当にありがとうございました。さっそく日本ユニセフ協会へ送らせていただきました。そこから、ニューヨークの国連・ユニセフへ送られ、世界の恵まれない子どもたちのために使われます。

私たちは町でいろいろなイベントや街頭募金で立っていることがあります。このブルーのジャンパーを見かけたら声を掛けてくださいね。

またお会いしましょう。