日本ユニセフ協会協定地域組織九州地区交流会 宮崎大会

10月22日(土) 11時より 宮崎市民プラザ4階においてユニセフ九州地区交流会が開かれました。

あいにくの雨でしたが、日本ユニセフ協会、そして九州地区の5つの地域組織から皆様お集まりくださいました。

5つの地域組織は、久留米、佐賀県、熊本県、鹿児島県そして宮崎県から成り立っています。

img_1292

まずは宮崎県ユニセフ協会の上原会長のあいさつで始まりました。そのあと、日本ユニセフ協会 団体・企業部の海老原隆一部長から「世界情勢とユニセフの活動と課題~公平性と自立のための支援」の講話があり、続いて日本ユニセフ協会 団体・企業事業部の今井田枝里氏より「協会が協定地域組織の皆さまに期待すること」の講話がありました。私たちに今求められていること、今後どのように活動を進めるかの指針になりましたが、日々変わりゆく世界の情勢の中で、ユニセフがどのように位置し、そして宮崎の私たちがどのようにその活動の一端を担っていくのかまだまだ考え、改善していかなければならないのだなと思いました。

m-cimg1115        m-cimg1118

昼食をはさんで午後からは、宮崎県ユニセフ協会から「出前授業の苦労話」、熊本県ユニセフ協会より「熊本地震災害での子ども支援」の事例報告がありました。

熊本の地震が起こってから、熊本県ユニセフ協会がどのように動いたのかということに皆様の関心が集まりました。

熊本弁に「できるしこ」という言葉があるが、この言葉通りやれるだけのことをやってきた。「どんなことをお手伝いしましょうか?」、「おもちゃが集まっているけれど、どこに届けましょうか?」そういうことが事務局長の人的ネットワークにより人と物とのコーディネートが効率よくなされたそうです

熊本の発表からは、多くの人が、災害時だけでなく日ごろから何が大切か ということを学びました。またユニセフのコペンハーゲンの倉庫から熊本に教室用の大きなテントが10張送られてきました。これはユニセフの援助予算からではなく、広報予算から出でいるという説明にも納得しました。

                             m-cimg1111

各県からお土産が持ち寄られました。昼食の後は、お菓子で「九州巡り」をしました。

最後に日本ユニセフ協会との質疑応答があり、みなさんの熱心な質問に海老原部長が本音で答えてくださって大いに盛り上がり、15:30、本大会は無事に終了しました。

皆様、お疲れさまでした!

来年は久留米で開催されます。久留米は来年設立50周年だそうです。久留米の皆さんよろしくお願いします!

 

ユニセフ講演会 早川 千晶 講演会 10月15日(土)  宮崎市民プラザに於いて

アフリカのスラムに学校を作る

        ~子ども達の笑顔、命の輝き~

というタイトルで、ケニア在住の早川千晶さんの講演会がありました。

m-cimg1061       m-cimg1065

早川さんは外語大でウルドゥー語を勉強した。全く知らない文化と出会いたかったからだ。人間は平等だと言われながら矛盾だらけ。旅をしながら自分の生きる意味をみつけたいと思った。

そしてアフリカの人たちが、どれだけ豊かな文化を持っているかということを知り、この地に住みたいと思った。。

ケニアのキベラスラムという東アフリカ最大のスラム街では、貧しさゆえに働き続け、病気になっても満足に医療を受ける機会もなく、30代、40代で多くの人が亡くなっていく。そして、スラムに孤児が取り残される。

早川さんはそんなスラムの貧しさの中でも人々が笑顔で生活していることに驚かされます。

1999年にスラム住民で自らも孤児だったリリアン・ワガラさんが孤児20名を引き取り、マゴソスクールを始めた。早川さんは、リリアンさんと手をつなぎ、今では600人を超える大家族になっている。

貧しさの中にあってもスラムの人たちの尊厳を守りたいと思った。学びたいという子供の力になりたいと思ったそうです。

m-cimg1066       img_1284

img_1281

頭の中ではいろいろなことを考えても、実際にそれを行動に移すことが難しく、結局日々のつまらないことに振り回されて歳を取っていく私・・・。

この講演が聞けて良かった!。私のボランティアに対する意識も変わりつつあります!

ユニセフ シリア募金 in 宮交シティ

10月8日(土)、9日(日)宮交シティにおいてシリア募金の活動をしました。

一日目の土曜日は大宮高校の生徒さんたちが募金活動に協力してくれました。

3連休の初日で、お天気も良くたくさんの人出がありました。

まずはユニセフとシリアについての簡単なお勉強!

m-cimg1043

img_1271

今回はシリアのパネル展示もして、通りゆく人に見ていただきました。

シリアの子どもたちは、「学校にいきたい。」「学校のない一日は長いです。」と話していました。

m-cimg1036-2  m-cimg1041

色々な年代の方が募金をしてくださいました。    ありがとうございます。

m-cimg1039

母校の生徒をみて募金に協力してくださいました。

二日目はあいにくの雨でしたが、南高校の生徒さんたちが、協力してくれました。

img_1278

雨が降ると気温が低くなり、生徒たちは大好きなベスト着用の秋バージョンの制服で、楽しく活動に参加してくれました。

img_1279

雨で荷物が多いのに、お母さん、募金をありがとうございます。

img_1280

終了後、各学校の生徒さん達に、今回ユニセフの募金活動に参加してどのような感想を持ったか、要望、提案などがあれば書き留めてもらうようにしました。

みなさん、ボランティア活動に対する意識も高まり、良い経験だったという感想を書いてくれました。

’たくさんの人が募金をしてくれたことがうれしかった’ともありました。

私たちもこの感想を読んで、心温まる思いでした。

何よりも、募金をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

皆様から寄せられた募金は、火曜日に日本ユニセフ協会の「シリア緊急募金」に送りました。

少しでもシリアの子どもたちの役に立ちますように。