ユニセフ シリア募金 in 宮交シティ

10月8日(土)、9日(日)宮交シティにおいてシリア募金の活動をしました。

一日目の土曜日は大宮高校の生徒さんたちが募金活動に協力してくれました。

3連休の初日で、お天気も良くたくさんの人出がありました。

まずはユニセフとシリアについての簡単なお勉強!

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今回はシリアのパネル展示もして、通りゆく人に見ていただきました。

シリアの子どもたちは、「学校にいきたい。」「学校のない一日は長いです。」と話していました。

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色々な年代の方が募金をしてくださいました。    ありがとうございます。

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母校の生徒をみて募金に協力してくださいました。

二日目はあいにくの雨でしたが、南高校の生徒さんたちが、協力してくれました。

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雨が降ると気温が低くなり、生徒たちは大好きなベスト着用の秋バージョンの制服で、楽しく活動に参加してくれました。

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雨で荷物が多いのに、お母さん、募金をありがとうございます。

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終了後、各学校の生徒さん達に、今回ユニセフの募金活動に参加してどのような感想を持ったか、要望、提案などがあれば書き留めてもらうようにしました。

みなさん、ボランティア活動に対する意識も高まり、良い経験だったという感想を書いてくれました。

’たくさんの人が募金をしてくれたことがうれしかった’ともありました。

私たちもこの感想を読んで、心温まる思いでした。

何よりも、募金をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

皆様から寄せられた募金は、火曜日に日本ユニセフ協会の「シリア緊急募金」に送りました。

少しでもシリアの子どもたちの役に立ちますように。

ユニセフ出前授業 宮崎商業高校

7月7日 宮崎商業高校 国際経済科2年生の皆さんにユニセフの出前授業を聞いて頂きました。

今回は宮崎県ユニセフ協会としては初の試みの、「英語で出前授業!」 にトライしました。

この日のこの時間は本来英語の時間でしたが、その1時間をユニセフの出前授業に提供してくださったこと、そして何より国際経済科の生徒さんが英語に大変興味を持たれているということで、英語で出前授業をすることになりました。

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幸いにも、我が協会の事務局長は元高校英語教師であり、英語で授業をすることには何の抵抗もありませんでした。

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What is UNICEF?  ユニセフってなあに?

UNICEFの  UNはUnited Nations  IはInternational CはChildren’s EはEmergency FはFund 「国連国際児童緊急基金」 と説明

ユニセフが1946年に設立されたこと、その目的やどのような活動をしているかを話しました。

英語での授業にみんな興味津々で耳を傾けていました。

 

いつものようにユニセフ手帳の世界地図を見ながら、青く塗ってある国と白い国の違いは何だろう? まだまだ世界には貧しくてユニセフの支援を受けている国がたくさんあるんだね。

そのあと英語版のDVD”UNICEF and Children around the World”を見るための英単語のレクチャーがあり、ユニセフのサポーティンググッズを見せながらの説明がありました。

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ユニセフの支援グッズの説明は事務局スタッフのKさんが、日頃から勉強している英語で、”Show and Tell”。 前の晩一生懸命覚えました。

DVDの英語版は、実は今年の5月に出来たばかりの brand-new!  本県初卸しでした。 皆さん一生懸命、見てくれました。

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英語でのユニセフ出前授業、ご要望の方は受け付けま~す。

本日のカメラマンは当協会運営委員のKKさんでした。

ユニセフ×JICA ”アフリカを知ろう” パネル展 終わる 

              

7月3日(日)宮交シティ アポロの泉において ”アフリカを知ろう” パネル展開催されました。

これは毎年、JICAとコラボで、アフリカのことを少しでも知り、又考えてもらいたいという思いで開催されるものです。

当日は日曜日だということもあって、会場は多くの人でにぎわいました。

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今年のパネルは昨年と同じ「南スーダン」でした。

兵士として働かされてきた子どもたちを、ユニセフは「子どもにやさしい空間」を作って受け入れ、社会復帰ができるように活動を進めています。

今、世界中で紛争や自然災害で家や家族を失った子どもたちが増え、その子供たちのために「子どもにやさしい空間」を作ることがUNICEFの大きな仕事になっています。

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熱心にパネルに見入っているお客さん。

会場にはパネルのほかに、・ユニセフクイズ、・JICAクイズ、・民族衣装を着よう、・JICA隊員にメッセージを送ろう の4つのコーナーを設け、スタンプがたまったら景品がもらえるというスタンプラリーをしました。

中でも、”民族衣装を着よう”のコーナーは人気でした。

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m-12     これはカンガというアフリカの民族衣装で、160cm×100cmの一枚の布をいろいろなスタイルに巻きつけて装います。

ステージにはアフリカ各国の民族衣装も展示されました

アフリカの民族衣装は大きくてなかなか着用しづらいものがありましたが、カンガは手軽で、

体に巻きつけたり、首に巻きつけてみたりして、アフリカの気分を少しだけ味わいました。m-16 m-17

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アフリカに関するユニセフクイズのコーナーでは、高校生が手伝ってくれました。右上に見えるのが工業高校の生徒たちです。

1時からは現在、宮崎大学で勉強しているアフリカからの留学生2人を迎えて、にステージの上で、インタビュートークをしました。

右側はタンザニアから宮崎大学教育学部に留学しているフランセスさん、左側はルワンダから宮崎大学工学部に留学しているプリンスさんです。m-25

二人とも去年の9月に日本に来たそうです。「日本に来て改めて知った自分の国の良さとかありますか?」という質問に対して、二人とも「自分の国では人々がいつもつながっていて、おしゃべりをしたり、ダンスをして、それがとても楽しかった。コミュニティのつながりが強かった。でも日本では、人々があまり繋がりたがらない、個人主義が強いのかな。」というようなことを言ってました。タンザニアのフランセスさんは「宮崎に来て海というものを初めて見た。時間があるときは青島に行って海を眺めているのが好き。」と言ってました。海に囲まれている私たち、ありがたみを再認識しないといけないかも。ルワンダのプリンス君には、「日本の学生たちがあまり広い視野でものごとを考えていない」という、ちょっと残念な印象もあったようです。

最後に日本の学生たちに伝えたいメッセージは?と尋ねると、「好むと好まざるとにかかわらず、世界はグローバル化していくのだから、もっと外に目を向けて、自分のことを外に伝える、外のことを内に取り入れる、そんな姿勢で自分たちの将来を考えていってほしい」と素晴らしい提言をいただきました。

同時に宮交シティ館内では

宮崎県立農業高校の学生たちが、ボランティアで募金活動をしてくれました。

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「世界の恵まれない子どもたちのために募金をお願いしまーす!」

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初めての募金は少し恥ずかしい?

この日は7月初めての日曜日でした。日もよく、高校生の声も元気があって、本当に多くの方に募金のご協力を頂きました。

この日に寄せられた募金は、さっそく郵便局から日本ユニセフ協会へ払い込まれました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

m-6    私たちの知らない土地で暮らしている知らない人々、でも私たちは同じ地球という星に生まれました。

日本の国内でもいろいろ大変なことが起こるこの頃ですが、それでも世界を見回せばまだまだ平和を享受している私たちです。でもこの平和は永遠に保証されたものではありません。みんなで地球のことを考えていきたいと考えます。このイベントが、今までよりもさらに世界に目を向けてみる良い機会になったのであればとてもうれしいです。

これからもユニセフの活動にご理解とご協力をお願いいたします。

2016 講師研修会に行ってきました

全国協定地域組織学習講師研修会2016プログラムが6月16日(木)、17日(金)2日間にわたり、東京品川の ユニセフハウスで行われました。

IMG_1200     事務局長、宮崎から到着

宮崎出発のときは土砂降りでしたが、東京は曇りでした。

ユニセフ県協会は年に何回か、小学校、中学校等を訪ね、ユニセフの活動内容を子どもたちに知ってもらうための出前授業をしています。

如何に聞き手に興味を持ってもらえるか、それは講師の力量です。

今年も、さまざまなアイディアを持ち寄って各地のユニセフ協会から事務局員とボランティアが集まりました。

今回は、広島県、北海道、鹿児島県、岐阜県、兵庫県から事例の発表がありました。

 

研修会ではまず最初に、早見専務理事、遠藤事務局長より挨拶があり、その後各県の事例紹介がありました。

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点字で作ったユニセフ手帳

 

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手で触れる絵本 (アップリケで作った可愛い絵本です)

岐阜県ユニセフ協会ではユニセフ手帳を盲学校の図書館ボランティアが点字に訳したり、手で触れる絵本を作って盲学校への出前授業をしているそうです。

 

 

学校事業部からはワークショップがあり、地域ごとにグループを作り、理想の2030年のためにできることを考え、発表しました。

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東北、北海道地区からは震災を乗り越えて、人と自然が共存できる世界をつくろうという発表でした。

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北陸地域では 経済拠点を1つに決めて、そこへの流通を確保し、それぞれの土地の得意分野を生かし発展させるという理想の案が発表されました。

 

 

IMG_1209IMG_1208私たち九州地区では5つのユニセフ協会がグループになりました。まず2030年にわが町がどうなっているかが話し合われましたが、環境破壊が進んでいたり、隣国からの悪影響など、暗い気分になるような事柄がいくつも取り上げられました。みんなの気持ちも暗くなってきたところで、今度は明るい希望を持って、2030年にどうなっていてほしいかが話し合われました。先進医療の拠点になっているとか、新幹線が通って流通が便利になり、観光の地として栄えているとか、エネルギー開発が行われ環境が改善されているとか思いつくままを模造紙に貼っていき、そのために私たちが今何をすべきか話し合われました。これはとても難しい問題でもあり、短い時間内ではなかなか考えがまとまるものではありませんでしたが、「環境に優しい未来を築かなければならないこと」これは私たちが常に心しておかなければならない課題です。

 

その後、東京事務所の代表である木村泰政氏からのお話と「子どもに優しい空間」CFS(Child Friendly Space)の勉強会がありました。

災害や事故などの緊急時に、子どもたちにとって安全で安心できる空間づくりをいち早く行うことは、子どもたちの保護と心の健康にとって大切であることを理解し、そのために心掛けておくこと、必要な準備や実際の手続きなどについて学んできました。私たちの住んでいる日本でもこの先いつ、どこで起こるかわからない災害や事故に備えて、CFSの勉強はそんな時にも役立つものだなと思いました。

2日間、久しぶりに脳が疲れましたが、私にとっては講師研修会は初めての体験、意義ある2日間をすごしました!

 

宮崎県防災の日

宮崎県では5月の第4日曜日を「防災の日」と定め、防災の日フェアを毎年実施しています。

今年も5月21日(土)、22日(日)、イオンモール宮崎において、フェアが開催されました。

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ユニセフ協会では、東日本大震災から5年経った現在の東北の様子を展示し、まだまだこれからの復興のために皆さんに東北を忘れないでほしいという思いを伝えました。

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宮城県ユニセフ協会から復興しつつある現在の写真を送ってもらいました

m-CIMG0062 小学生、中学生そして保護者の方にもクイズに挑戦してもらいました。3・11のことはすでに記憶の中から薄れていってしまっている人もいましたが、私たちはいつまでも災害の恐ろしさを忘れずに、常に災害への備えをしておかなければならないのだと思います。

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パネル展示では5年前の震災の被害の大きさを目の当たりにした写真も展示されそのすさまじさに近寄って見入る親子の姿もありました

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サイコロを転がして出てきた県名を地図の中の場所と一致させるクイズもありました

m-CIMG0066クイズでは、東日本大震災のマグニチュードが9であること、震災の際に起きた災害が津波であることや復興を目指す宮城県のシンボルとして復活された伝統野菜が仙台はくさいであることなどを問題にした、4種類の問題用紙が用意されました。

クイズを解きながら、改めて忘れていたことや知らなかったことなどを認識してもらい、東北への意識の啓発になったのではないでしょうか

熊本地震の直後でもあり、当初、東北の展示で良いのかという声もありましたが、東北への支援はまだまだ忘れてはならないということを今回の展示で思い出してもらえたのではないかと思います。

少しずつ復興する中、福島は依然として復興できていないことも私たちの心に深く刻んでおきましょう。

来てみないよ!みんなで輪っしょい!みやざき!

3月21日(月・祝)市民活動活性化事業 『来てみないよ!みんなで輪っしょい!みやざき!』が宮崎市民プラザ全館及び橘公園にて開催されました。

会場のレイアウトはこんな感じにまとまりました。

DSC_0275宮崎県ユニセフ協会も、展示やクイズ形式でその活動を広く皆さんにアピールすることができました。

当日はお天気も良く、子ども連れの家族も多く、私たちのブースにもたくさんの人が立ち寄ってくれました。

小さいお子さんには布で作ったブロックの絵合わせをしてもらったり、小学校高学年からはユニセフに関する簡単なクイズを解いてもらったりして楽しんでもらいました。

大人もクイズに挑戦してもらいましたが、ユニセフのことや世界の貧困の実態などクイズを通してたくさん勉強してもらいました。。

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DSC_0272   会場は様々な団体が、モノ、ヒト、コトをアピールし、団体同士の交流ありでにぎわいました。

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おもちゃ病院のコーナーです

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要約筆記のコーナーです

ステージでは寸劇やいろいろな種類のミニコンサートもあり、楽しい交流のひと時でした。

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第一駐車場では、宮崎商業高校のダンス部のパフォーマンスがありました。

他の参加団体との交流もあり、楽しく有意義な1日でした。

久木田純氏講演(元国連ユニセフ職員)

3月17日と18日、私たちは大変贅沢な時間を過ごしました。17日(木)は、宮崎南高校で。1,2年生全員を対象に。

18日(金)は宮崎商業高校で、経営情報科の1年生を対象に。

元国連ユニセフ職員の久木田純氏(現在は関西学院大学客員教授)の講演をしていただくことができました。

昨年2月の事務局長会議で、久木田氏の話を聞いてから、何とでもして宮崎で講演会を開きたいと考えてきました。

先ずは多忙な久木田氏の都合を伺い、こちらで誰を対象に講演会を企画するか、悩みました。

宮崎では講演会といっても集まる人が少なくてはもったいなくて泣けてきます。そこで思いついたのが、高校生に聞いてもらうことでした。

それはそれで日程の調整が難しくて、大変なことは想像できますが、あとは当たって砕けるしかありません。

こんな時頼りになるのは、「元教師」のネットワークです。(普段はほとんど連絡を取っていなくても。)

先ず、宮崎南高校の校長先生を思い出しました。そういえば春先、高体連の会長紹介で新聞に出てたなあ。若いときに同じ学校で仕事をしたことがありました。先ずあの先生に連絡を取ってみよう!と思い、訪問のアポを取り、話は1校目からとんとん拍子にうまくいきました。

2校目は、何と言っても私が一番仕事(重労働)をしたころの学校、宮崎商業高校で受け入れてくださいました。教頭先生も校長先生も昔の同僚です。悪いイメージを与えてなくてよかったあ。

それから講師の久木田氏と高校との日程調整が始まりました。年度途中ということで、実施は気が遠くなるほど先の話になりました。6月に計画を初めて、3月まで、待って待って、ようやく実現した講演会でした。でも待った甲斐のある大変素晴らしいお話を聞くことができたと思います。

メモと録音をもとに原稿を起こし、まとめて、近いうちに、当協会の機関誌「おりいぶ」に載せますので、皆さま楽しみに待っていてください。

今回のHPは、写真で久木田氏の宮崎訪問の様子と講演の様子をお伝えします。

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講演予定の宮崎南高校では、山桜の花が迎えてくれました。

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宮崎南高校の体育館で。

18歳の時自宅浪人を体験した。その時、「自分は何のために生きているのだろう」という思いを突き詰めていって、自分は自分のためだけでなく人のために生きよう!と決める。

大学で「国連職員への道」という本に出会い、国連職員になりたいと思い、勉強して実現する。

ユニセフの職員として、モルジブ→ナミビア→東京→バングラデシュ→ニューヨーク→東ティモール→カザフスタンでの、たいへんな、時にはわくわくするようなユニセフ人生を語ってくださいました。

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タイトルは「世界のために自分でデザインする人生・国連職員という選択」

人生設計を立てるといろいろいいことがありますよ、という話もありました。

生徒からの質問「英語を勉強するのに大切なことは?」に対して、「発音と5文型が大切です」、と答えられたのには、深くうなずきました。それから「英語を話す機会を積極的に作りなさい」とも。きちんとした英語を学びたければ、このような勉強をしてください。

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夕方はいったん大淀川縁のホテルへ。この日が来るのを、首を長ーくして待っていた運営委員と。

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翌日は宮崎商業高校の多目的室にて。ほぼ同じ内容の講演でしたが、最後に生徒が「いろんな国に行かれて、どこが一番楽しかったですか?」と質問した時、「どこもそれぞれに楽しかったけど、、、、強いて一つ挙げれば、東ティモールですね。」と言われたとき、胸がじーんとしました。

東ティモールでは、武道が盛んで、部族間の喧嘩が絶えない。「ユニセフが何とかしてください。」と大統領に頼まれたそうです。それで、ユニセフ親善大使でもある香港の映画スター、ジャッキー・チェンに頼んで来てもらおうかと思った。1回目は断られ、それでも粘り強く頼み続けたら、訪問が実現した。武道のリーダーを集めて、武術を披露してもらったり、褒めたり、話し合ったり、一緒に型を演舞してみたり、いろいろなことをジャッキー・チェンは協力してくれた。そして、準備万端整えて、5000人が集まる中で、みんなで同じ型を演舞し、一体感を持ったところで、ジャッキー・チェンはいいました。「武術は鍛錬と相手を敬う気持ちと統一が大切だ。ストリートで勝ってもヒーローではない。喧嘩する人がいたら仲直りさせてほしい。そうしたら君はヒーローだ。」と。その次の週、喧嘩はゼロになったそうです。周りの政府関係者が「ユニセフすごいね。」と思った。そして仕事がとてもやり易くなったそうです。ジャッキー・チェンも、いろんなところに親善大使として出かけるけど、今回ほど楽しかったことはないと、吐露しました。

爽やかな風を残して関西へ帰って行かれた久木田氏でした。本当に贅沢な時間をありがとうございました。先生の益々のご活躍をお祈りいたします。

2016年度 理事・評議員会 開催される

2016年度 理事・評議員会が3月3日(木) 県電ホールにおいて開催され、すべての案件が承認されて終了しました

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当日はひな祭りで会場はきれいなお花と可愛いお雛様で華やいだ雰囲気になりました

第1号議案「事業報告」では、パワーポイントを使って2015年度の活動報告がなされました

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会場には、パネル『ユニセフによる戦後日本の子どもたち支援』を展示し役員の方に見ていただきました

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「私たちの子ども時代はこんなだったですね。」

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第1号議案から第5号議案まで審議が終わり、「意見交換」の時間には、役員の方々から貴重なご意見をいただくことができました。

・学生にとっては、ユニセフの街頭募金はわかり易いし、とっつきやすい「海外協力活動」になるのではないか。

・奈良県のお寺で外貨のお賽銭を集めてユニセフの募金にしたという話を聞いて、宮崎では神道(神社)のお賽銭に外貨があるかもしれないので、集めてみたい。

・ユニセフの活動がいささかマンネリ化してきているように思えるので、活動にもう一工夫必要ではないか

などのご意見をいただきました。 またもう一つ、暮れのハンド・イン・ハンドの募金キャンペーンに、ゴルフの大山選手に協力をお願いできないだろうかという提案をしました。今年の暮れが楽しみです。

私たちは小さな団体で高齢化も進んできているのが実情で、更なる皆さま方のご協力をお願いいたしたいと思います。

今年度は3月17日と18日に、宮崎市内の高校で、元国連ユニセフ職員の久木田純氏の講演会を予定しております。意義ある講演会になることと楽しみにしています。

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また、2月に行われた全国事務局長会議(東京)の報告がありました

現状について  カード事業の終了に伴う減収を乗り越えたうえで、募金収入の回復に努力した結果、22年度レベルの180億円を4億円上回ることができた。

一度落ち込んだマンスリーサポーターの数を増加させることができた。

事業計画    個人向けユニセフ募金活動の強化(マンスリー、遺贈プログラム)

企業・団体募金の強化

学校募金の強化(国際協力への関心を高める)            以上3点の安定的な成長に取り組んでいく

アドボガシー活動では、子どもの貧困、及び児童虐待などの子どもへの暴力の問題に積極的に取り組んでいく

厳しい国際情勢の中、宮崎ユニセフ協会としては微力ながらユニセフの活動を支援していくことが大切だという意思確認ができた有意義な会でした。

お忙しい中ご参加いただきました役員の皆様、本当にありがとうございました。

ユニセフ出前授業 宮崎大学附属中学校E級

2月29日(月)宮崎大学附属中学校E級の皆さんに「ユニセフ出前授業」を聞いていただきました。

附属中学校E級は毎年呼んでくださいます、いわばお得意様です。

今年は、昨年までの担当の先生が、新しい女性の先生に代わっていました。

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いつものように、「ユニセフ手帳」の世界地図を見ながら、青い色の国と白い色の国の違いを学びました。

それからDVD「ユニセフと地球のともだち」を見て、世界の子どもたちがどんなことで困っているのか、そこで、ユニセフの人たちはどんな活動をしているのか、勉強しました。

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DVDを見終わったら、今度は「ユニセフ手帳」を折って、手帳を作ります。

これは大人でも楽しい作業です。

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手帳が出来たら、初めからユニセフの活動をおさらいをします。

ユニセフは発展途上国で、病気になった人を助けたり、病気にならないように、下の写真のような蚊帳を配ったりしています。

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蚊帳に入る「蚊帳体験」はどの学校に行っても人気です。

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その他、家の近くに井戸の無い村では、子どもたちが遠くの川まで水を汲みに行かなくてはなりません。そのため何時間も取られて学校に行く時間がなくなるのです。ユニセフではどの子どもも学校に行けるように取り組んでいます。

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机の上にあるのは、子どもたちが小脇に抱えて、水を運ぶ「水瓶」です。水がいっぱい入ると15キロになります。

その他、汚い水を飲んで下痢になり、脱水症状を起こした子どもたちに飲ませる「経口補水液」を紹介しました。これはポカリスエットのようなものです。

栄養失調で毎年なくなる5歳未満の子どもは約300万人。これは亡くなる子どもの約半数です。

栄養失調の子どもたちに与える「プランピーナッツ」という総合栄養補助食品も紹介しましたが、最近の都会の子どもたちはアレルギーを持っている子どもが多いので、

試食はしませんでしたが、私がこっそり食べてみたら、まさに「ピーナツバター」でした。栄養がたっぷりの感じです。

最後に、附属中学校E級からは、毎年ユニセフに寄付を頂きます。生徒の皆さんが作業をしたりものつくりをして得た益金です。

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皆さん、本当にありがとうございました。さっそく日本ユニセフ協会へ送らせていただきました。そこから、ニューヨークの国連・ユニセフへ送られ、世界の恵まれない子どもたちのために使われます。

私たちは町でいろいろなイベントや街頭募金で立っていることがあります。このブルーのジャンパーを見かけたら声を掛けてくださいね。

またお会いしましょう。

ユニセフ出前授業  @宮崎小学校

2月3日の水曜日、久しぶりの「出前授業」に行ってきました。宮崎小学校の6年生2クラスです。

なぜ宮崎小学校に呼んでいただいたか、ドラマチックな話を聞いてください。

昨年の9月、宮崎駅の裏の文化公園で、JC主催の「みやざき国祭フェスティバル」が開かれました。ユニセフはパネル展とユニセフクイズで参加していましたが、小学生の女の子がクイズを解きながら「私たちの学校もユニセフ学校募金をしています。」といいました。どこの小学校か聞くと、宮崎小学校と答えたので、「今度は学校へ行って皆さんがしてくれた募金がどのように使われているのか、話をしに是非行きます!」と約束したのです。

それから、校長先生に上のエピソードを手紙に書き、是非とも宮崎小学校の生徒たちに、募金がどのように使われているか、ユニセフの活動の話をさせてください、とお願いをしました。

そして1か月もしない頃、6年生の担当の先生からお電話があり、打ち合わせに伺って、今日の日を迎えたというわけです。この日がずっと楽しみでした。

子どもたちにもその出会いの話をして、さあ授業の始まりです。

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最初は、いつものパターンで、まず「ユニセフ手帳」の世界地図をみんなで見ます。

青く塗ってある国はどんな国かな?  白い国とのちがいは?  日本は?  アジアで白い国を見てみよう。

6年生はとても反応がいいです。世界や社会に対する知識も少しずつ増えて、それらを総動員して私の話を聞いてくれている、そんな感じでした。

世界地図をひとまず置いておいて、ユニセフのDVD「シュヌンシュヌン」を見ました。

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「シュヌンシュヌン」は小学校の高学年向きといわれていますが、その通りだと感じました。内容も「学校」のことがメインで、学校に行けない子どもたちのこと、中でも女の子が学校に行けない理由など、衝撃的だったようです。とても熱心に聞いてくれました。

DVDが終わると「ユニセフ手帳」を折って手帳を作ります。

手帳の1ページから、項目を追って、支援物資などを見せながら、ユニセフの活動のおさらいをしていきました。

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手帳を作る作業も、大人が考える以上に子どもたちは楽しんでいます。

1.保健 ここで蚊帳を見せて、マラリヤから命を守る大切な蚊帳の話をする。「入ってみたい人!」というと、大勢がぱっと手を挙げました。

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中に入って気分を味わってもらいました。これも大人が想像する以上に、興味があるみたいです。でも、途上国では、本当に命を守る蚊帳、なんです。

2.栄養  ここでは プランピーナッツ を見せて、栄養失調の赤ちゃんの話をしました。最近はピーナツアレルギーの子どもがいたりするので、試食はなしです。

3.水と衛生  ここで水瓶を見せました。小学校の授業時間は45分なので、なかなか重たい水瓶を全員に抱えてもらうことができません。DVDを見る前にあらかじめ水瓶やポリ容器の話をしておくと、効果的です。

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4.教育  学校に行けない理由ってなんだと思いますか?  やはり、「貧しいから」、という答えが返ってきます。小学校の場合はそれよりも、と言いながら、左下に書いてある理由のいくつかを読みあげます。学校が近くにないから、先生がいないから。ユニセフはできるだけたくさん学校を作る活動をしているし、先生の教育や派遣もしていること。 そして、家庭訪問をして、親に学校の大切さを話して説得する活動もしている。宮崎小学校は宮崎で1番目にできた学校だけど、その時延岡やら都城の人たちは、小学校へはこれなかったのだ、という話はよい例えになっただろうか。

5番目の「保護」という問題は難しくて、4年生などが対象の時はパスしているが、6年生だからやはり話しておこうと思った。ユニセフはこんな活動もしている。

6番目、最後は緊急支援の活動。これは、東日本大震災の時にも、学用品を亡くした子どもたちに配られた「学用品バッグ」を見せると、みんなとてもよくわかってくれる。

そして、最後にもう一度「ユニセフ手帳」の世界地図のページの左下を見てもらった。

日本も60年以上前の第2次世界大戦の後、ユニセフから支援を受けていた、という話。私もスキムミルク世代だ。

ユニセフは15年もの長い間日本の子どもたちを支援した。東京オリンピックを開けるぐらいの元気があったので、「今度はもっと困っている国の子どもたちに恩返しをしよう」とうことで、ユニセフ学校募金がはじまったのです。

今日の授業は最初の導入と最後を「ユニセフ学校募金」で閉めることができて、とてもよかった。と、自画自賛。

残りの数分で担任の先生は生徒たちに感想を発表させた。そのいくつかを書き留めておきたい。

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・同じ年齢の子どもたちが困っているのを見て、もっと支援をしなくてはいけないと思った。

・大変な人がいることを知った。もっと募金をしていきたい。

・僕たちはいつも周りから「幸せなんだよ、贅沢だよ」と言われるけど、今日はその意味が分かりました。

・僕も役に立ちたい、恩返しをしたいと思った。

・今まで募金をするのがちょっと気乗りがしなかったけど、少し意味が分かって、もっとしなくては、と思った。

・ちょっとおなかがすいたなあ、と思ったけど、こんなこと考えてる場合じゃないと思った。

6年生ってやはりすごいなと思い、今日は感激の1日でした。

担当の先生方も、「よかった、3月の社会の時間にまた活かしたい、」と言ってくださった。

授業の機会を与えてくださった宮崎小学校の先生方、ありがとうございました。これからもユニセフの活動にご理解とご協力をお願いします。

 

宮崎県ユニセフ協会は宮崎県でのユニセフ協力のネットワークを広げていくための活動拠点として設立されました。イベントや視聴覚ライブラリーの案内、出前授業、募金活動などを行っています。