「活動状況」カテゴリーアーカイブ

ユニセフ出前授業 宮崎市立赤江東中学校

9月5日(金) 赤江東中学校に、出前授業に行ってきました。

今年の3月、学校年度では昨年度の終わりに、1度、「国際的な視野に立って世界を眺める」授業をしました。

今回はその第2弾です。IMG_1957

まず、クラスの先生が、「僕がラーメン食べているとき」という本を読んでくださいました。

世界中にいろんな子供がいて、いろんな状況の子どもたちがいて、その子たちのことを思いましょう、という本でした。

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次に、ユニセフのDVD[ユニセフと地球のともだち」を見ました。

このDVDはほんとに優れもので、世界の子どもたちの状況と、ユニセフの活動がよくまとめてあります。

次は「ユニセフ手帳」を使って、学習です。

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世界地図を見ながら、ニューヨークと東京を確認。

「ユニセフ手帳」の世界地図の、青い国と白い国のちがいは?  と問いかけると、すぐに答えが返ってきます。「青い国はユニセフの支援を受けてる国}

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「ユニセフ手帳」の中で紹介されている活動のうち、実物を見せられるものを持ってきました。

一番人気は、なんといっても蚊帳です。2人ずつ入ってみました。蚊帳はマラリアを防ぐために、熱帯地方の人々に配られます。

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経口補水液を作ってみんなに飲んでもらいました。感想は、「まあまあ」

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これは学用品を入れて子どもたちに配るランドセルです。東日本大震災の時には、学用品を津波に流された東北の子どもたちにも配られました。

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DVDで出てきたワクチンを運ぶ保冷庫です。ラクダの背中に積んで、運んでいました。

こんな実物を見ると厳しい状況でのユニセフの活動が目に浮かびますね。

 

自分のことだけでなく、周りのこと、世界のことに思いをはせて、自分も「平和と幸福に貢献する心情を養った」 少し大人になれた一日でした。

 

 

ユニセフ タップ プロジェクト 協力レストランへ行ってきました。We Visited Three Restaurants Joining UNICEF Tap Project Campaign

8月1日から、ユニセフのタップ プロジェクト キャンペーンが行われています。宮崎市では、3つのレストランが参加に協力をしてくださっています。

8月に入ってから、友人を誘い、ランチをいただき、レジの横に立っているタップ募金箱に募金をしてきました。8月31日まであと少しですが、まだの方は機会をつくっておでかけ下さるとうれしいです。

From Aug. 1st UNICEF Tap Project Dampaign is being held.  The other day we visited three restaurants joining the campaign.

(あいうえお順に)

ガーデン テラス 宮崎 ホテル&リゾート  レストラン フォレストへ行ってきました。 The fallowing is Garden Terrace Miyazaki Hotel & Resort at Shimohara-cho.

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建築家 隈研吾 が設計したことで有名なホテル&リゾート の中のレストランです。訪れるたびに竹林がだんだん育って、見ごたえのある建物になっています。

This hotel is famous for its architect, Kengo Kuma. It is surrounded by bamboo trees, which make us feel refreshed.

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ランチは、フルコースで、デザートも心づくしで、優雅なひと時を楽しみました。最後に募金箱に募金する瞬間を写真にとることをすっかり忘れていました。食べ物のこととなると他のことは忘れてしまいます。

We enjoyed lunch and it was so delicious. After that we were-absent minded and forgot to take a picture of a donation box.

 

阿波岐ヶ原のイタリアンレストランPILAWは、知る人ぞ知る、ピザで有名なお店です。こんな隠れたようなところで大丈夫?と思う人は一度行ってみてください。なるほどと思うはずです。どうしようもなくおいしいピザが食べたくなったら、PILAWへ行ってください。ここでも、食べることに集中して、写真を撮ることをすっかり忘れていました。ちょっとおかしいです。今月中にもう一度行って、今度こそ募金箱の写真撮ってきます。

The following is main2[1]Italian Restaurant Pilaw, which is located in the pinewood of Awakigahara.  It is famous for its piza. Spaghetti is also so good, of course.

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もちろん、スパゲティもすごうまです。一緒に行った友人は、普段食が細いのに、私があきれる間に、自分のスパゲティと私のピザ1切れを平らげました。

 

次は、宮崎銀行本店前の フォーゲット ミー ノット マーマ です。古い建物を活用した建物で、「宮崎市景観賞」をもらっています。レトロな雰囲気が好きな人にはたまらない!

The last is Forget Me Not Marma, a French restraunt.  The building used to be an old storehouse.  If you like retro-flavored atmosphere you should go there.

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お昼に何人かで行きましたが、ちょっと手ごろなランチコースと、ちょっと贅沢なランチコースがあって、財布の事情でそれそれが満足しました。

 

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ビーフシチュウはおなか一杯!

 

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今度はさすがの私も写真撮るのを忘れずに、はいポーズ!This time, we never forgot to take a picture of donating!

こうやって、ユニセフ タップ プロジェクトの募金箱を置いていただき、お客様にも協力をお願いしています。

8月31日まであと少しです。

ユニセフ出前授業 附属小学校 4回目

8月26日、宮崎大学附属小学校へ、4回目のユニセフ出前授業に行ってきました。
今日は、ユニセフの活動を知ってもらう まとめの時間です。

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先ず、カンボジアのスタディーツアーの報告から始めました。

ユニセフでは、支援を受けている国に行って、ユニセフの活動を直に見てくるというスタディーツアーというのをしています。

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事務局の小村さんは、数年前にカンボジアに行って現地の状況を勉強してきました。

子どもたちはまだ小学4年生なので、カンボジアの位置もまだはっきりとはわかりません。

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ユニセフは学校を作り、できるだけ多くの子どもたちが学校に通えるよう活動を続けています。

カンボジアの小学校の授業風景を見たり、↓

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子供に予防注射を受けさせる母親の様子を見たり、↓

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ユニセフの指導で地面に掘られたトイレも見ました。これだけでずいぶん衛生状態がよくなりました。

また村の中心には井戸が掘られ、子供たちは遠くまで水を汲みに行かなくてよくなり、その分学校に行くことができるようになりました。

 

スタディーツアーの報告の後は、「ユニセフ手帳」を使って今回の授業のまとめとして、ユニセフの活動をおさらいしました。

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「ユニセフ手帳」の裏側には世界地図が描かれています。青く塗られた国と白い国があります。その違いをまず確認しました。それから、ユニセフの本部があるニューヨークと東京を確認しました。

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それから、この紙の真ん中をはさみで切って、折って、「ユニセフ手帳」の出来上がりです。

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「ユニセフ手帳」の順番を追って、ユニセフの活動を見ていきました。一番生徒たちが喜んだのは、蚊帳体験でした。蚊帳はマラリアをうつす蚊を防ぐために、人々に配られます。蚊帳を初めて見た!という生徒がほとんどでした。「自慢じゃないけど、私は子どもの頃、毎晩蚊帳で寝ていました。」という私の冗談は、残念ながら通じませんでした。

ユニセフの青いランドセルが、東日本大震災の時にも、学用品をなくした子どもたちに配られたこと、今でも5歳まで生きられない子どもたちが1年間で660万人もいること、これは約5秒に一人亡くなっている計算だということ、それでも、22年前のデータと比べると、約半分に減っていること。これはユニセフやその他のたくさんの団体や人々の努力のおかげだということなどを話しました。子どもたちは熱心に聞いてくれました。

 

そして最後の最後に、「私たちにできること」はなにか、というまとめになりました。「ユニセフ手帳」の5ページ目には100円でできることが具体的にに書いてあります。ここで「何かしたい!」と思った子もいたようです。「100円が何個集まるとこんなことができる。」という情報を見て、「何となく100円募金する、よりも、具体的な何かのために100円募金できるから、やりがいがある。」というような意見も出ました。

7ページに「私たちにできること」としてまとめてありますが、この中の「行動する」というところの「報告会をする」に注目しました。

「今日おうちに帰って、ご両親やおじいさんおばあさんに、この「ユニセフ手帳」を見せながら、こんなことを勉強したよ。」と言って話題にしてくれたら、それが今一番早くみんなにできることです。」

みなさん、先生方、世界の子どもたちのこと、ユニセフのことを一生懸命聞いて、考えてくださってありがとうございました。

 

他の学校の先生方もこの報告をご覧になって、ユニセフに出前学習に来てもらいたいと思われた方は、連絡を下さい。

Tel.0985-31-3808

E-mail: info@unicef-miyazaki.jp

担当:宇都宮

 

 

 

 

ユニセフ出前学習 大塚台児童館のみなさん

8月1日、大塚台の児童館へ伺い、ユニセフ学習を聞いてもらいました。

夏休み真っ最中の熱い時期でしたが、1年生から6年生まで、12名の子どもたちが、話を聞きに集まってくれました。

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今日はまず、カンボジアのスタディーツアーに行った小村さんの話を聞きました。

トイレの写真を見たり、井戸の写真を見たり、、、、でも、一番子供たちの興味を引いたのは、地雷の話でした。怖いものが見たい、そんな気持ちでしょうか。

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カンボジアやネパールあたりでは必ず出てくるみずがめです。水を一杯入れると15キロにもなりますが、居は10キロぐらいを、抱えて運んでもらいました。

元気いっぱいの子どもたちが楽しそうに運びましたが、途上国の子どもたちは、こういう仕事をしないといけないために学校にも行けません。そんな話を、次の「ユニセフと地球の子どもたち」というDVDで勉強しました。

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栄養が足りなくて赤ちゃんのうちに死んでしまう話や、戦争を逃れるために難民となり、学校に行けない子どもたち、ユニセフはできるだけ早く学校を開いて子どもたちが勉強を始められるよう努力しています。

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DVDを見た後、蚊帳の中に入ってみたり、ワクチンの冷蔵庫をのぞいて見たり、子供たちは好奇心いっぱいでした。

今日は特別に、経口補水液を作って見ました。

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はい、並んで!元気がないときに飲むのよ。  子どもたちの反応は様々でした。

子どもたちの元気に圧倒されたような1時間半でしたが、終わってみれば、ちゃんと話は聞いてくれたよねと、うれしい時間でした。

ユニセフのことが頭のどこかには残ったと思います。話を聞いてくれてありがとうございました。

ユニセフパネル展示in宮交シティ 終わる UNICEF Panel Exhibition Ends

去る7月26,27日に宮交シティで行われた「ユニセフ×JICAパネル展」ーアフリカを知ろうー が盛況のうちに終わりました。

以下写真を添えながらご報告いたします。

今回のパネル展のメインは 「アフリカに必要なもの」-アグネスチャンユニセフ大使が見たナイジェリアーという報告写真展でした。

情報社会の現在、世界はどんどん狭くなっているのに、アフリカは今も遠い存在です。「アフリカの国いくつ知っていますか?」そんな簡単なクイズも用意しながら、少しずつアフリカを身近に感じていただけるよう、企画しました。

写真展だけではなかなか人が集まらなくて見ていただけないということで、多くの方の協力をいただきました。

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朝8:00に集合して、パネルの展示です。宮交シティの担当の方も、親身になって手伝っていただきました。

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去年はユニセフとJICA の映像をTVで放映しましたが、今年はステージでスクリーンに映しました。椅子に休憩しながら多くの方に見ていただきました。

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写真家芥川さんの助手を務める、ボランティアスタッフ。募金活動の高校生も集まり始めました。

 

IMG_1818アグネス チャン大使のナイジェリア報告は多くの買い物客が足を止めて見入っていました。

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IMG_1821ユニセフカードとギフトの頒布も行いました。

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これは私たちが考えた「ユニセフクイズ」です。イベントのテーマに合わせて、簡単でためになるクイズを用意しました。今回は「アフリカ」クイズです。

例えば: ナイジェリアの人口は?1.約1億7500万人 2.約7000万人 3.約900万人  ナイジェリアの初等教育の就学率は? 1.100% 2.60%  3.30%

 

今回はアフリカに関係したことのある人にいろいろとお願いして協力してもらいました。その一人が、宮崎の写真家、芥川 仁氏です。

アフリカ最後の独立国「ナミビア」の風土と暮らし と題して、ナミビアの写真を展示してくださいました。そして2日間ともご本人が、会場で、観客に写真を説明していくという、「ギャラリートーク」という試みをしてくださいました。

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ナミビアは南アフリカ共和国のすぐ左上にあります。国が独立する際に、芥川氏は現地に取材に行かれました。

ナミビアは砂漠がとても美しい国で、大西洋に面しているため、季節と時間によって、水蒸気と光の加減が瞬間非常に美しい姿を見せることがある。

自然も美しいけど、今回は大統領を選ぶ人々の姿や、村の偉い人が、結構ポロシャツを着て立派そうな犬を飼っている写真とか、北部と南部でかなり生活が違うとか、農作物を収穫する写真とかを、解説しながらじっくり見せてくださいました。

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観客が少なくて、芥川氏には申し訳ない気がしましたが、このようなオープンな環境ではこの人数が精一杯かなと思いましたし、少ない人数が非常に熱心に話を聞くことができたのは、とても濃い贅沢な時間だったと思います。(芥川氏にもこれでお許しをいただきました。)

できれば、アグネス大使のナイジェリア報告も、ギャラリートークがあれば素晴らしいなと思いました。ぜいたくですが。

 

次に協力していただいたのは、宮崎大学教育文化学部附属中学校合唱部の皆さんです。夏休みはコンクールを控えて大変大事な時期で、それでもユニセフのために2日間とも会場に駆けつけてくださいました。

歌ってくださったのは「歌い継がれる日本の歌」10曲

ユニセフは「子どもの命と健康を守る」団体です。イベントではどこかで子どもに参加してもらいたいと考えて、協力をお願いしました。

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10曲のうち「花は咲く」と「ふるさと」を観客の皆さんと一緒に歌いました。

「花は咲く」は東日本大震災の時のことを歌った胸を打つ歌ですが、付属中学生は東北を訪問した時の話をしてくれました。

ユニセフも東日本の支援を決め、3年間で48億円の募金が寄せられたことを報告しました。

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中学生のさわやかな歌声が響くと、買い物の足を止めて多くの方が聞き入っていました。音楽の素晴らしさを改めて感じました。

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皆さん本当にありがとうございました。

 

次は、アフリカに滞在したことがある人、ということで、元JICA青年海外協力隊員のお二人に登場していただき、当宮崎県ユニセフ協会の事務局長の司会でインタビュートークをしました。

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偶然お二人ともルワンダに行かれてました。ルワンダといえば大虐殺があったという記憶がまだ強く残っていますが、もちろんお二人が滞在されたのは、内戦が終わって国の政治も落ち着いてからでした。女性は獣医として、男性は学校の教師として活動をされました。

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アフリカのどんなところが好きでしたか?  ・ルワンダでは、毎日工夫しないと生きていけない。それが最初はきつかったが、生きている実感があった。

嫌いなところは?  ・虫が多くて大変だった。

・ルワンダの人達は時間を守らなかったり、予定通りに先ずいかないことが多くて、最初は大変だったけど、日本に帰ってみると何だか懐かしくて、私はルワンダの方が懐かしくあちらに帰りたいような気持ちになる。

日本人の固定観念について: その1。 アフリカは暑い! ⇒  全然そんなことはない。ルワンダの気温は一年中、18℃~25℃で、季節は雨期と乾期があるだけ。宮崎に今年やってきて初めて宮崎の夏を経験しているご主人は、完全にばてていらっしゃるとか。

その2.アフリカは貧しい! ⇒ ものすごいお金持ちもいる。貧しいかと思っていると、スマホやタブレットを持っているし。私達が考えている貧しさの基準は変化してきている。

その3.アフリカは紛争が絶えない! ⇒ アフリカ大陸には54の国が有り、地図を見ていただくと分かるように、かなり無理な国境線の線引きがしてある。紛争が起こるのも仕方が無いという気もする。ダイヤモンドや石油がとれるところが、自分の国になるのか隣の国になるのか、と言う問題が絡む。

それでも、ルワンダなどいくつかの国では素晴らしいリーダー(政治家)に恵まれ、平和な国を築いている国もたくさんある。

元青年海外協力隊員のお二人、貴重なお話を有り難うございました。

 

最後に紹介するのは、宮崎県立農業高校のボランティア部の皆さんです。朝から夕方まで、ローテーションを組んで2日間ずーっと募金活動をしてくださいました。

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今回は宮交シティの東北の入り口で募金活動をしました。「世界の子ども達のためにユニセフ募金をおねがいしまあす。」

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最後は他校の生徒も飛び入りしてくれました。2日間で驚くほどの募金をいただきました。寄せられた募金は、日本ユニセフ協会の方へ送り、世界の恵まれない子どもたちのために使われます。皆様、みなさん、本当にありがとうございました。

 

最後になりましたが、協賛という形で宮崎県ユニセフ協会の力不足のところを補ってくださったJICA九州宮崎デスクの皆様、本当にありがとうございました。

IMG_1834JICAはODA(政府開発援助)を使ってアフリカで海外協力支援をしています。海外協力に関心のある方はぜひ問い合わせを!

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缶バッジは小さい子供に大人気!自分の好きな絵とか好きな国の国旗をバッジにして。こうやって少しずつアフリカが身近になる。

 

 

 

 ユニセフ出前授業 宮大附属小学校4年生 「今、私たちにできること」 第3回

学校にいけないことの体験を通して、世界の子どもたちの様子を知り、自分と比べよう

「学校へ行けないことの体験なんて、できるの?」とみんな考えました。

例えば、大切な「薬」や「農薬」の文字が読めなかったら、、、。

ネパール語と韓国語とパキスタン語で、それぞれ「水」「薬」「農薬」と書いたペットボトルを グループ(家族)に配りました。

急に家族に病人が出ました。どれかが「薬のはず!」 家族の誰も学校に行っていないので、文字が読めません!でも家族で話し合っていちばん「薬」と思えそうなペットボトルを選びました。

2組

「どれが薬かしら?」

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「きっとこれだわ! 」

「いいえ、これよ!」

その後、病人役の人に「薬」を飲んでもらい(演技)、リアクションをしてもらいました。間違って「農薬」を飲んだ人はますます苦しんで、大変でした。ある国では赤ちゃんが病気になり、文字の読めない母親が間違って農薬を飲ませてしまったというニュースがありました。

学校に行けないとはどういうことか、次は、ユニセフの「ミーナのにわとり」というアニメを見ました。

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「女の子は学校に行かなくていい。」という家族で、ミーナは水汲みやお母さんの手伝いをしなければなりませんが、

やはり学校に行きたくて仕方がありません。(下につづく)

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学習が終わったら いつものようにみんな意見を発表します。

・文字が読めるということは当たり前ではないんだ。

・文字が読めないと命に係わる大変なことになる。

・文字を読める喜びを感じた。 (世界で学校に行けない子ども5700万人)

3組

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「飲んでみて下さい。薬かな?それとも、、、」

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(つづき)ミーナはオウムのミーチュに 代わりに学校へ行ってもらいます。学校ではちょうど掛け算の勉強をしていました。

「ににんが4、にさんが6」ミーチュに教えてもらって、 一度覚えると、ミーナは楽しくてたまりません。カエルも、ににんが4、 にわとりも にさんが6.

ある日、泥棒がにわとりを盗んで逃げました。 (下につづく)

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学習した後は、感想を紙に書いてまとめます。

・学校に行ったから丈夫な赤ちゃんの育て方まで学べる。

・学校に行けない子どもたちの分まで勉強しようと思った。

1組

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ペットボトルは(字が読めない)村の人が配りました。「農薬があるから気を付けてね。役場の人が説明に来るからね。」

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(つづき)ミーナは掛け算の復習をしようとして にわとりを数えます。すると1羽足りません。「泥棒だ!みんな泥棒をつかまえて!」

お父さんも床屋さんも農作業中の女の人もひげそり中の人も みんなで泥棒を追いかけます。そしてついに逃げ切れなくて泥棒はつかまりました。

「ミーナ、どうやって泥棒だと気付いたの?」「掛け算で計算したのよ。」それを聞いて村のみんなが、女の子も学校に行って勉強すべきだと分かります。

ミーナはお父さんから「明日から学校に行ってもいいよ。」と言われ、大喜びです。

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学校にいけないとは どういうことでしたか?

・学校に行けないと困ります。行けることはありがたい。

・男女で差別があるのはおかしい。

・私たちがみんな学校に行けるいい世界にしていきたいと思った。

ユニセフのスタッフの感想:昔は病気で命を落とすのも「運」ということが多かった。けど、運に左右されないようにみんなが学校に行って、自分の命を自分で守れるようになってほしいですね。

UNICEF TAP PROJECT キャンペーン

TAP PROJECT JAPAN

ユニセフのTAP プロジェクト キャンペーンが 8月1日から31日まで開催されます。

 

タップ・プロジェクトは、飲食店でサービスされる水やお茶などの対し、任意の募金を置き、安全な水が手に要らずに厳しい暮らしを強いられている子どもたちのために役立てよう、という新しいタイプの募金活動で、2007年にニューヨークで始まりました。

日本では博報堂の無償協力のもと2009年に活動を開始、2010年からは全国に参加店を拡大しています。

TAP PROJECT JAPAN

今年は初めてのレストランにお願いに伺い、以下の3つのレストランが参加を引き受けてくださいました。

・ガーデンテラス宮崎ホテル&リゾート(内の3つのレストラン)

場所: 宮崎市下原町 青葉町のメモリードから左に入る 竹林が美しい隈研吾の建築!

・PILAW(ピロウ)

場所: 宮崎市阿波岐原のイタリアンレストラン  シーガイア テニスコートに向かって左手、康寿園を北に曲がる 隠れ家的レストラン!

・Forget me not MARMA (フォーゲットミーノット マーマ)

場所: 宮崎市橘通り西 宮銀本店前のレストラン(イタリアン、フレンチ)   レトロな雰囲気!

TAP PROJECT JAPAN 2014を通じて寄せららえる募金は、これまで同様、全額マダガスカルにおけるユニセフの水と衛生事業に活用されます。

これまでのご支援でマダガスカルの農村部には45か所の水場(井戸や貯水槽)の建設が実現しています。

井戸やトイレは、子供たちの病気を減らし、学校に通う機会を増やし、子供たちの暮らしを確実に変えています。

 

 

 

 

ユニセフ出前授業(宮大附属小学校)第2回目「富の分配」

附属小学校のユニセフ出前授業の第2回目が終わりました。

今回のテーマは「豊かさの差を体験して、自分の暮らしを見つめる」というものでした。

まず、ペットボトルに入ったお茶を、3つのグループに分けます。

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Cグループは豊かでない国  「えーっ、これだけ!」    Aグループは裕福な国  お茶がいっぱい

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Bグループは普通の国  でもAに比べたらものすごく少ない!

「世界がもし100人の村だったら」という本の中で発表されたデータによると、

Aグループは世界の6%の人が59%の富を所有し、

Bグループは世界の74%の人が39%の富を分かち、

Cグループは世界の20%の人が2%の富をわけあっています。

 

子どもたちはそれぞれの割り当てられた立場で富の分配を体験し、様々な感想を持ちました。

「少なすぎて悔しい」  「少なくても私たちは今日一日だけの体験だけど、Cの国の人たちはこれが毎日続くと思うとかわいそう。」

「多くもらったので少ない人に分けてあげたい」  「Aの人たちは残してもったいない。」

次に、A,B, Cにはどんな国があるのでしょう、というクイズに挑戦しました。

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各クラス6班に分かれて、「ブラジルはAだよ!」という生徒が多かったのは、今まさにサッカーのワールドカップをしているから。お金持ちじゃないとできないよね。でも、まだAとはいえない。

 

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皆さんの考えはどうでしたか?

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アフリカのボツワナは、ダイヤモンドが採れて、、国のリーダーがそれをとてもうまく活用して、国の政治がとてもうまくいっている国として有名なんです。

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「中国は大きいからAかな?Bかな?」  中国はお金がたくさんあっても、人口が13億だから、山岳地帯の人たちまで行きわたらない。

 

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みんな手を挙げてよく発表します。

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最後のまとめに生徒たちの意見を聞いて驚きました。

・今日の体験をして、小さな自分だけど、将来は自分でやれることをしたいと思った。

・自分は日本に生まれたけど、生まれる国は選べない。厳しい国に生まれた人のために何かしたいと思った。

・差別をなくして平等になるよう活動したい。

・たくさんの水をもらった時分けてあげたいと思った。どうやったら平等になるのだろうと思った。

授業を終わってみんな生き生きとした顔をしていた。何かを学んでくれたでしょうか。

あと2回。次回は「文字を読めないこと」です。準備が大変だけど楽しいです。シュミレーションもしますよ。

ユニセフ学習 出前授業 (宮崎大学附属小学校)

6月11日(水) 宮崎大学附属小学校 4年生の3つのクラスに

ユニセフ学習出前授業に行ってきました。

テーマは「今、わたしたちにできること」

世界の子どもたちの状況を知り、学習を深めながら、自分にできることは何かを考える授業です。

このテーマで7月までかけて4回の授業を行います。

今日は第1回目で、DVD「ユニセフと地球のともだち」を見て、その後水瓶を運ぶ体験をしました。

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みんな食い入るようにDVDの画面を見ていました。

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他の団体からお借りした水瓶も含めて4つの水瓶が並びました。

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「わあ、重たい!」手がちぎれそうな15キロの水瓶を、みんな一生懸命運んで、途上国の子どもたちの大変さを体験しました。でも彼らはこれを抱えて2~3キロのでこぼこ道を、数回往復するのです。

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授業の終わりにはきちんとまとめをします。みんな素晴らしい感想を発表してくれました。「今日は貧しい国の子どもたちの様子を深く学びました。」小学校4年生からこんな素晴らしい言葉が聞かれようとは!

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がんばれ!あと少しだよ。

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DVDを見る前の事前学習も。世界地図を見ながら、今日はどんな国が出てくるのかな。

 

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意見をまとめたらみんなに向かって発表。「水瓶を子どもが運ぶなんて、考えられません!」

「僕も大きくなったら、ユニセフのように人の役にたつ仕事をしたいです。」

生徒たちは一様にまじめに授業に取り組み、途上国の子どもたちの大変さを感じ取ることができたようでした。

次回、来週は、「物の豊かさを知る」授業に挑戦します。

 

宮崎県防災の日フェア 終わる

5月25日(日)は宮崎県の防災の日でした。緑美しい県庁前「楠並木通り」で、ブースを借りて「東日本大震災報告写真展」のパネル展をしました。

DSC_0053楠並木通りは個人的に宮崎市内で一番好きな場所です。こんな素敵なところでこんなに美しい季節にイベントが出来て、最高に幸せでした。

20くらいの団体がブースを出し、見学者もとても多く、イベントは大いに盛り上がりました。

 

DSC_0052先ず設営。、8:30からテントにパネルを展示です。

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「がれきの中に子どもが思い出の品を見つけて、、、」と書いてある懐かしいタペストリーが見えます。

東日本大震災を風化させないよう、と言うのが今回のイベント参加の趣旨です。

DSC_0055そろそろお客さんが見え始めました。

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昨年から、宮崎県ユニセフ協会では「ユニセフクイズ」なるものを考案し、実施してきました。

(例)

・東日本大震災が起こったのはいつでしょう? (選択肢)

・世界中から寄せられた募金額はいくらだったでしょう? (選択肢)

・東北の地図、県名あてクイズ  (選択肢)  etc.

小さな子ども達は、お父さんやお母さんの助けを借りて、答えます。天才か?と思うほど全問正解の子どももいます。

イベントの趣旨に合わせた「ユニセフクイズ」は、なかなか好評です。

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東日本から宮崎に移り住み、活躍されている歌人、大口玲子氏の「東日本大震災短歌」も展示しました

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ユニセフのブースを訪問してくださった河野知事と記念写真。

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戸敷市長とも「はいカシャッ」

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今日は「防災の日」フェア。楠並木通りの向こうの端には消防署のはしご車が来て、多くの人が見学や体験乗車をしていました。

写真真ん中の向こうの方に赤い一点が見えますか?あれが消防はしご車です。

左手前のブースは「宮崎地方気象台」  その隣が「宮崎大学」

このページ初めから2枚目の写真、赤いシャツがぶら下がっているブースは、同じマンションの団体「防災士ネットワーク」  ちょうど真前のブースは「公立大学」。「ぴょんすけカード」なるものを作って一人暮らしの高齢者に配り、災害に遭った時の支援を考えています。

個人的にはタブレットを超簡素化して、一人暮らしの高齢者に配り、彼らが社会と繋がっていられる方策と支援を考えて欲しいと、注文しました。予算が高すぎますかね。

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最後はこれ、みやざき犬  です。大人も子どもも大喜び!

会場中央に設営されたステージでは、1日中「防災の日」に関連した演劇や、紙芝居や各団体のアピールタイム等が催されました。

宮崎県ユニセフ協会のアピールの様子は、別のカメラに収まっています。又後日追加します。