宮崎西高校にて 9月26日(木)
8月に西高校附属西中学校で行われた講演会に引き続き、宮崎西高校でも山元先生に講演をしていただきました。
山元先生の活動とユニセフの活動は同じ方向を向いているということで、『ユニセフ講演会』という大きな枠の中で講演を引き受けていただきました。
先生の講演の前に、宮崎県ユニセフ協会の事務局長からユニセフについての話を少しだけ皆さんに聞いてもらいました。
山元先生はアフリカの辺地を巡回しながら、患者の治療だけでなく、自分たちで健康を守ることができるよう、住民への健康教育などにも力を入れていらっしゃいます。
今のザンビアの様子や、先生の活動について詳しくお話しされました。


講演後に生徒たちから、質問がありました。
生徒:「先生はこれからどんなことをしていきたいと思われますか?」
先生: 「これからも今まで同様、巡回診療などの医療活動をしていきたい。ていねいな仕事をしていきたい。お金が貯まれば、ルワン地区とかにヘルスポストのような小さな建物を作りそこで看護師や助産師さんたちを常駐できるようにしたい。」
生徒:「若い人たちに何を期待されますか?」
先生: 「自分が何をやりたいのかよく考え、夢に向かって勉強をしてほしい。まずは自分の周りの人に対して優しい気持ちを持つこと、自分自身を大事にすること。そういう気持ちの上にこのような仕事は成り立っているのです。」

生徒代表からお礼の言葉が述べられました。
私たちユニセフスタッフもこの貴重な講演を聞くことができました。
お忙しい時間を削って、この講演を引き受けてくださった山元先生に感謝します。
後に、生徒さんたちから感想文が送られてきました。
・今回の講演でたくさんの衝撃を受けた。山元先生の活動は素晴らしいと思い、自分も頑張ろうと思った。「世界中で貢献できる人」になれるよう努力していこうと思った。
・「少しでも人のために」ということを考えて生活することが大切だと思いました。最低限の幸せをすべての人に与えるために協力することを忘れないようにしたいです。」
また、この講演は「ユニセフ講演会」という枠の中で行い、冒頭でユニセフの活動の話もさせてもらいました。生徒たちの感想文の中に、ユニセフに関する部分がありましたので、記録として載せておきます。
・ユニセフの方が「子どもが元気でなければ、世界の未来はない」とおっしゃっていました。山元先生の活動は多くの子ども、人の命を救っているのだと思います。
・・・・また、そのような辺地で医療活動に臨まれる先生やUNICEFのスタッフさん、地域のボランティアの方々に深く尊敬の意を抱きます。
・「世界の子どもたちに空腹な思いをさせない、」戦後日本でも配給があったことを今回初めて知りました。
山元先生の講演に先立って、ほんの数分間ユニセフの話をさせていただきましたが、何人かの生徒の心にユニセフの活動が残ってくれたので、「ユニセフ講演会」の意味がありました。
こういう機会を作ってくださった山元先生、西高校の関係者の皆様に感謝申し上げます。
・
この講演が、私たちのこれからの生きる姿勢に何かヒントになれば、とても意義あるものになるでしょう。
山元先生、生徒の皆さん、そして学校関係者の皆さん、ありがとうございました。。