エフエムのべおか「ココカラSDGs」に

相田広報部長がゲスト出演

 

 

 第26回「世界中の子どもたちの命と健康を守るために」

相田広報部長から宮崎県ユニセフ協会の活動についてお話ししました。

〈相田〉設立から現在までの流れと、ここ2年間のひなたカレッジのSNSを活用した活動について・・・

〈難波〉今の若者は学校でSDGsを学び、世界と自分たちの距離感が縮まっています。「自分にもできることがあるんだ」と、それぞれが自分事として捉えていることが関係しているように思います。

〈相田〉4月の今山大師でも、延岡工業高校と延岡星雲高校のボランティア部の皆さんが、街頭で募金の呼びかけを頑張ってくれました。若者の活動は大変うれしいです。

SDGsの進捗状況について

〈難波〉国連が毎年発表するSDGsの進捗状況「SDGsレポート」によるとコロナ禍によって目標1も4年分以上の前進が帳消しに、また世界中の学習の危機が深刻化して、必要なペースから60年以上遅れてしまっている状況にあるそうです。

この厳しい状況をどう受け止めていますか

〈相田〉この3年間活動はかなり制限され、ブレーキがかかりましたが、今最も脆弱で、最も不利な立場に置かれた子どもたちが、最も必要としているものを届ける活動を続けています。例えば年間3000人の子どもたちが失明しているミャンマーへはビタミンA錠剤を、トルコ・シリアへは、屋外テント・学用品・暖房器具・衣類などを届けています。エチオピアの高原地帯へは、きれいな水を送るだけでなく、機材を提供して井戸を掘る技術を提供しています。

〈難波〉気候変動を起こしているのは私たちで、苦しんでいるのは途上国の人たちです。SDGsを知ることで自分自身と関連があることが分かり、何かに取り組むことで未来を創るきっかけになります。

〈相田〉自分たちの世代から次の世代に美しい地球を手渡すという意味では、自分事と考えて何かをしなければならなりません。

最後に

〈相田〉私たちは現在、青く素晴らしい地球を無責任に汚している状態です。もう一度みんなで立ち止まり、改めてSDGsとは何なのかを考えて、私たちができるところからやっていきたいと思います。

〈難波〉私がSDGs啓発を始めたきっかけは「愛は地球を救う」というテレビ番組でした。その時同じ地球でこんなに格差があることに愕然としました。それから30年、一つも良くなっていない、もっと悪くなっている。と気づきましたが、相田さんのお話を聞いて希望が見えました。一人一人が自分事として捉え、若い人たちが光になってくれています。私たち大人も頑張らなければいけないと思います。