ユニセフ出前授業 宮崎大学附属中学校E級

今年初めてのユニセフ出前授業は、3月6日(金)、宮崎大学教育文化学部附属中学校E級でありました。

ユニセフのことを学びながら、世界に目を向けられるといいですね。

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最初はなんといっても優れものの「ユニセフ手帳」から。世界地図は、ブルーに塗られた国と白いままの国とがあります。ブルーに塗られた国はユニセフの支援を受けている国と地域。地図を眺めていると、ほとんどの国がユニセフの支援を受けているように見えます。白い国は、アメリカとカナダ、ヨーロッパ、アジアでは日本と韓国だけ。あと、ロシアとオーストラリア、ニュージーランド。世界中大変なんだという感じがします。さてこれらの国々でユニセフはどんな活動をしているのでしょうか。今からDVD「ユニセフと地球のともだち」を見ます。DVDの中で、赤ちゃん体重計や、ワクチン保冷庫、栄養補助食品、戦後の日本の写真等が出てくるので、楽しみにしっかり見ててね。(実物を教室に展示して、前もって予告することができました。」

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DVDを見終わったら、「ユニセフ手帳」を手帳に折りたたみます。まるで手品のように、一枚の紙が手帳に変身します。この作業を生徒たちは楽しんでくれました。

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手帳が出来たら、1ページからユニセフの活動を勉強です。

1.保健 のページでは、マラリアを防ぐ蚊帳の紹介をして、蚊帳体験をしました。

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感想:「なんか、不思議な気持ちになる」  そうです。

2.栄養  のところでは、栄養失調の子どもたちに与える「プランピーナッツ」の紹介をしました。代表で小野先生に試食していただきました。「ピーナッツバターみたいです。」

午後の授業は小野先生元気一杯だったのではないでしょうか。

3. 水 ユニセフはきれいな水を飲んでもらうためにたくさんの井戸を掘っています。そしてそれと同時に、トイレも作り、それを修理する方法も覚えてもらいます。

汚い水を飲んで下痢をして 命を落とす子供がたくさんいます。下痢をしたときに、「経口補水療法」という治療をします。今日はみんなにその「経口補水液」を、ちょっとだけ飲んでもらいました。

感想:「まずくはない。」  これで命が助かる子どもがたくさんいるのです。

5. 保護 家の手伝いをしなくてはいけないので、学校に行けない。子どもなのに、重労働をさせられる、など、過酷な状況がまだまだたくさんありますが、

手帳の6ページに書いてあるように、 「皆さんからの暖かいご支援で、大きな成果をあげています。」という明るい面も忘れずに、これからもがんばりましょう。

いつも最後に生徒の皆さんに伝えることは、「今日学校で学んだことを、おうちに帰っておうちの人にお話ししてください。それが今あなたたちにできる一番大切なことです。」ということ。

授業が終わってから、クラスの皆さんからユニセフへの募金をいただきました。

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これは、みんなで野菜を育てて、学校祭で保護者の方に買っていただいた募金です。毎年、本当にありがとうございます。東京の「日本ユニセフ協会」からニューヨークのユニセフへ送られ、それから世界の支援を必要としている子供たちに届けられます。自分が世界とつながっていると感じられる瞬間です。

それでは、さようなら。