【日 時】6 月10 日(月)~6 月21 日(金) 【会 場】宮崎太陽銀行本店ロビー

2019年6月、世界最大級といわれるバングラデシュのロヒンギャ難民キャンプを訪問した、日本ユニセフ協会大使の長谷部誠選手。パネル展では、長谷部大使が目にした難民キャンプの現状と、将来に大きな不安を抱えながら生きる人々の姿をパネルでご紹介しました。
ミャンマーで起こった武力衝突を逃れた74万人もの人々が、道なき道を歩き、川を渡り、国境を越え、新たに隣国バングラデシュに押し寄せたのは、2017年8月のことでした。何日も、何週間もかけたどり着いたのは、医療施設はおろか、食料や水、電気もない野原。感染症や極度の栄養不足によって、40万を超える子どもたちの命が危険にさらされました。表面的には落ち着きをみせる難民キャンプで、ユニセフをはじめとする支援団体とバングラデシュ政府は現在、子どもたち、若者たちの将来を支える教育や職業訓練など、奪われることのない技術や知識の習得の支援に力を入れています。

長谷部大使の訪問を通じ、日本でも忘れられかけているこの世界最大級の人道危機への関心をあらためて呼びかけました。